小林虎之介：「PICU」SPドラマに研修医役で出演　“しこちゃん先生”吉沢亮にたてつく“後輩”

　俳優の小林虎之介さんが、吉沢亮さん主演で今春放送予定のフジテレビ系スペシャルドラマ「PICU 小児集中治療室 スペシャル 2024」に研修医役で出演することが1月12日、明らかになった。小林さんが同局のドラマに出演するのは初めて。小林さんは、2023年10月期に放送されたTBS系日曜劇場「下剋上球児」で丸刈りにして高校球児の日沖壮磨役を熱演し、話題になっていた。

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　小林さんが吉沢さんと共演するのは初めてで、「吉沢さんのお芝居を見ていると、肩の力がスッと抜けます。すべて見たものや相手の声を受け入れてお芝居されているのでとても自然で。こんなお芝居ができるようになりたい、と思いながら共演させていただいているので毎日が学びです」と目を輝かせた。

　「PICU 小児集中治療室」は2022年10月期に放送されたフジテレビ系連続ドラマで、今作はそのスペシャルドラマ。吉沢さんをはじめ、安田顕さん、木村文乃さん、高杉真宙さんらレギュラーキャストが再集結した。

　スペシャルドラマは、“しこちゃん先生”こと駆け出しの小児科医・志子田武四郎（吉沢さん）が北海道にある病院のPICU（Pediatric Intensive Care Unit＝小児集中治療室）に配属されて1年後が舞台。武四郎は2人の研修医の指導を見ることになり、その一人が小林さん演じる研修医の瀬戸廉（れん）。瀬戸は東京の大病院の御曹司。両親は東大卒で、自身もプライドが高い。甘いマスクで女性から人気があり、語学も堪能。武四郎から「PICUマニュアル」を渡された際には「もう読みました。英語版を」と答え、武四郎を閉口させる。

　小林さんは「僕はスペシャルドラマからの参加なので、すでに出来上がったチームの中に入る不安も少しあったのですが、皆さん本当に優しくて、とても良い雰囲気の中でやらせていただいています」とコメント。演じる研修医役については「悪いやつではないんですけど、真っすぐすぎるがあまり勘違いもされやすくて（笑い）。台本でも“…”の描写が多いので、ささいな感情、表情を大切にしていこうと思いました」と説明した。

　役作りについては「撮影に入る前に、都立小児総合医療センターを見学させていただきました。実際の医療の現場には生後間もない赤ちゃんが何人も入院しています。全員が家族と暮らすことが難しい状況で。僕は医者ではありませんが、“この子たちを早くお家に返してあげたい”と素直に思いました。その気持ちは役を演じる上で一番と言っていいほど大切にしていますし、今も忘れないように1シーン1シーン、丁寧に作っています」と語った。

　視聴者に向けて「知識だけは豊富な研修医・瀬戸が医療現場で目の当たりにする現実にどう立ち向かっていくのか。そんな瀬戸を支える志子田先生にも注目して見ていただけるとうれしいです」と呼びかけた。