新婚さんいらっしゃい！：農家を支える婚活アプリで出会った夫婦　脱サラ夫と保育士兼業妻、農業にかける夢とは

　藤井隆さんと井上咲楽さんがMCを務める長寿バラエティー番組「新婚さんいらっしゃい！」（ABCテレビ・テレビ朝日系、日曜午後0時55分）。1月28日放送の2組目は、清潔感を放つ群馬県北群馬郡のカップル。夫は脱サラをして農業を営み、妻は平日に保育士、土日は農業の手伝いをしている。

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　出会いは、営農者と営農希望者をつなぐ農業特化型婚活アプリ。もともと、大阪で保育士をしていた妻は、子どもの食育について調べていくうち、農業について興味を持った。キーワード検索すると「あなたも農業をしている人と出会いませんか」という広告が目に付き、農業も、結婚相手も！　とばかり、即座に登録。すると2日後の朝、群馬県在住の夫とマッチした。

　メッセージをやり取りすると、たまたま夫が旅行で来阪していることが発覚。「昼の飛行機まで時間があるので、会いませんか？」との誘いに妻も「これは運命かもしれへん！」と即断し、15分でメイクを済ませて待ち合わせ場所にダッシュ。マッチしてから1時間とかからず、大阪駅で初対面できた。

　その際、夫は身なりに無頓着だったが、パッチリした瞳が美しく、スタイルもいい。「この人、磨いたら絶対に光る！」と妻は確信した。一方、夫も一目見て「きれいな人だな」と直感。近くのカフェに入ると、夫は「来年から夏はナスの栽培に力を入れたい」「収入はこれぐらい上げていきたいと」と農家としての明確なビジョンを情熱的に語る。「この人はガチや、いくしかない！」と妻は感じた。

　2週間後、妻は、夫の友人を交えたキャンプに誘われた。豪勢なグランピングをイメージして参加したが、キャンプ道具はかなり年季の入ったものばかり。だがその中のひとつに、夫の名字が裏に書かれたお皿があった。幼い頃から家族と使っていたであろうと思い「昔からの物を大事にするなら、パートナーも大事にする人なはず。」とさらに好感度上昇。結婚を前提にお付き合いを、という夫からの告白に快諾した。

　さらにその２週間後、夫は「イモ掘り」に誘ってきた。妻は「イモ掘り体験」ぐらいの軽い気持ちで群馬に行くと、目の前には600坪（約2000平方メートル）のイモ畑。トラクターで掘り上げたイモを四つんばいでかき集め、箱に入れて運ぶという単純重労働が始まった。ヘトヘトとなり、農作業の本当の大変さを痛感した妻だが、しかし、その後のある出来事で、彼女は農家の妻として生きることを心から決意するだ。

　新婚生活が始まり、妻はトラクターの修業に励むが、夫の指導は相当なスパルタで、妻への愛情が込められている。夢は自分たちの農作物でギフトを作ること。すでに商品名まで考えているというが、そのネーミングにMC藤井が激しく突っ込む。