中村蒼:12年ぶり大河ドラマ出演 来年の大河「べらぼう」で“放蕩息子”の義兄・次郎兵衛役 「どこか憎めず愛されるような人物に」

2025年のNHK大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」に出演する中村蒼さん
1 / 1
2025年のNHK大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」に出演する中村蒼さん

 俳優の中村蒼さんが、横浜流星さん主演で2025年に放送されるNHK大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~」に出演することが2月21日、明らかになった。中村さんは2013年放送の「八重の桜」以来12年ぶりの大河ドラマ出演となり、主人公の蔦屋重三郎(つたや・じゅうざぶろう、横浜さん)の義兄、次郎兵衛を演じる。

ウナギノボリ

 「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」は64作目の大河ドラマで、日本のメディア産業やポップカルチャーの礎を築き、“江戸のメディア王”として時代の寵児となった“蔦重”こと蔦屋重三郎の生涯を描く。脚本は、2013年後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ごちそうさん」や、大河ドラマ「おんな城主 直虎」(2017年)などを手掛けてきた森下佳子さんが担当する。今年夏頃にクランクインする予定。

 中村さんが演じる次郎兵衛は、吉原を代表する引手茶屋・駿河屋(高橋克実さん)の実子で、重三郎の義理の兄。吉原に向かう手前の五十間道で茶屋の経営を任されてはいるが、実際の切り盛りは蔦重が行っており、蔦重はその軒先を借り、貸本屋も営んでいる。

 次郎兵衛は、はやりもの好きでおしゃれに敏感、自由気ままな性格と、いわゆる“放蕩(ほうとう)息子”的な役どころ。中村さんは「今回演じる次郎兵衛はちゃんと働かず遊びなどに熱心な息子で、吉原の問題には常にどこか蚊帳の外ではありますが、重三郎が悩みもがいている時に同じ目線で悩み、同じ目線で喜びを分かち合う義兄だけど友のような存在だと思います。フラフラしている次郎兵衛ですが、どこか憎めず皆さんから愛されるような人物にできるようにしたいと思います」と意気込みを語っている。

テレビ 最新記事