伊藤沙莉:「虎に翼」昭和6年スタート 撮影では「はて?」の連続 現代的なヒロインに共感も

NHK連続テレビ小説「虎に翼」会見に登場した伊藤沙莉さん
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NHK連続テレビ小説「虎に翼」会見に登場した伊藤沙莉さん

 俳優の伊藤沙莉さんが3月21日、NHK放送センター(東京都渋谷区)で行われたNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」の制作発表会見に出席。ヒロイン・猪爪寅子を演じる伊藤さんは、寅子のキャラクターについて「現代的で『なんで?』と素直に言える子」と語った。

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 第1週は、昭和6(1931)年からスタート。当時、女性は女学校を出たら結婚し、子供を産み、家庭を守るのが一般的だったが、劇中ではそんな考えに納得できない寅子の姿が描かれる。

 撮影を振り返り、伊藤さんは「驚きの連続だった」といい、「今でこそ、みんなが当たり前に疑問に思うことや、『なんで?』って言えることが、言えなかったりとか、もともとそういう考えの中で育ってきているから、もはやそうとは思わない中で、寅子の意見は現代的で、『なんで?』と素直に言える子」と説明した。

 続けて、「私は基本的に『はて?』って言ってるんですけど、私自身も寅子の『はて?』に『そりゃそうだよな』と思う。私の『はて?』の代弁でもあるというか、『はて?』に対して、疑問を持たずに『はて?』と言えるんですよ。自分自身にもリンクするので、やりやすいというか共感しています」と笑顔を見せた。

 会見には寅子の母・猪爪はるを演じる石田ゆり子さん、寅子の父・猪爪直言を演じる岡部たかしさんも出席した。

 「虎に翼」は、NHK連続テレビ小説の第110作。日本初の女性弁護士で、後に裁判官を務めた三淵嘉子さん(1914~84年)がモデルで、ヒロインの寅子とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追いつめられた女性たちを救っていく姿を描くリーガルエンターテインメント。

 ドラマは4月1日からNHK総合、月~土曜午前8時ほかで放送される。

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