舘ひろし:フジテレビ系連ドラに30年ぶり出演 山下智久主演「ブルーモーメント」で防災担当大臣役 「皆さんの想像よりもカジュアルな感じの大臣になるかも」

連続ドラマ「ブルーモーメント」で特命担当大臣(防災担当)の園部肇一役で出演する舘ひろしさん(C)フジテレビ
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連続ドラマ「ブルーモーメント」で特命担当大臣(防災担当)の園部肇一役で出演する舘ひろしさん(C)フジテレビ

 俳優の舘ひろしさんが、山下智久さんが主演を務める4月スタートの連続ドラマ「ブルーモーメント」(フジテレビ系、水曜午後10時)に出演することが分かった。舘さんが同局系の連続ドラマに出演するのは、1994年に放送された月9ドラマ「上を向いて歩こう!」以来30年ぶり。主演の山下さんとは、本作が初共演となる。

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 舘さんは、気象災害によって脅かされる人命を救助するSDM(特別災害対策本部)設立の第一人者で、内閣府・特命担当大臣(防災担当)の園部肇一(そのべ・けいいち)役を演じる。舘さんは「今までにないすごくスケールの大きなドラマになる」とコメントを寄せた。

 原作は、小沢かなさんが「COMIC BRIDGE」(KADOKAWA)で連載中の同名マンガ。晴原柑九朗(山下さん)や園部優吾(水上恒司さん)らSDMメンバーの奮闘を描く。

 舘さん演じる園部は、重要閣僚も務めたこともある有力な衆議院議員で、特命担当大臣としてSDMメンバーを全面的にバックアップしている。一人娘がおり、彼女の意思に関係なく地盤を継がせようとしたが、自分譲りの頑固な娘に折れ、気象学者の道を歩むことを許す。園部はあることをきっかけにSDM創設に力を入れ、足かけ5年ほどかけて試験運用を開始した。

 そんな中、大規模な自然災害が発生する。人材もそろっていない中の出動には前向きでない園部だったが、目の前の命を救うことに余念がない晴原の一言で覚悟を決め、出動を許可する。だが、SDM慎重派の立花藍(真矢ミキさん)から、チームのあり方について追及されて……と展開する。

 ◇舘ひろしさんのコメント全文

 ーーフジテレビ系連続ドラマには30年ぶりの出演ですね。

 30年ぶり……!?びっくりですね。台本を読んで、すごくドラマチックで面白い内容だったので、ぜひやらせていただきたいと思い、受けさせていただきました。(30年前の「上を向いて歩こう!」は)初めての“月9”で、主演が西田ひかるさんと僕。野球選手の役だったのですが、実は野球をやったことがなくてちょっと自信がなかった覚えがあります。最多勝を何回も取ったことがある元エースという役柄だったので、なんとか乗り切っていたなという思い出があります。

 この作品以外にもフジテレビには思い出があって、2005年の「積木くずし真相~あの家族、その後の悲劇~」(スペシャルドラマ)はいまだに強く印象に残っています。もしかしたら、初めてセリフを覚えて(現場に)行ったかなというくらい、すごい作品でした(笑い)。プロデューサーに、“ポケットに手を入れるのは禁止”と何度も言われた覚えがあって。なんでかな?と思いながらも、その通りにやってみたりしていましたね。どんどんダメになっていく役柄だったんですけど、すごく充実していたように感じます。

 そして、今回のドラマについてですが、SDM(特別災害対策本部)は体制にとらわれない独特の機関という部分が、すごく面白いなと思います。台本を読むだけでも、撮影は大変だろうな……と思いますが、これがちゃんとできたら、必ずや素晴らしいドラマになるなと。ワクワクしています。

 ーー演じる園部肇一について教えてください。

 この作品全体がキチッとした、規律を重んじるようなせりふがたくさんありますが、その中でも少し斜めから物事を見ているキャラクターということもあり、老眼鏡という小道具を使いながら、ちょっとラフな感じの話し方ができるといいなと思っています。監督たちと相談しながらですが、老眼鏡も付けたり外したり……チャレンジしてみたいです。うまくできるかな(笑い)。もしかしたら、皆さんが想像するよりもカジュアルな感じの大臣になるかもしれません。その辺も含めてお楽しみください。

 ーー初共演の山下智久さんの印象は?

 初めて共演するので、最近まで放送されていたドラマを拝見させていただきましたが、すごく目力があって、素晴らしい俳優さんだなと思います。山下くんの邪魔にならないように、そして、彼がすごくすてきに見えるようなお手伝いができればと思っています。

 ーー放送を楽しみにしている視聴者の方へメッセージをお願いします。

 どこまでできるかわかりませんが、台本を読んだ段階では、今までにないすごくスケールの大きなドラマになると思いました。まだどんな風になるのか未知ですが、僕自身も楽しみにしていますので、一緒に楽しみにしていてください。

 ◇高田雄貴プロデューサーのコメント全文

 園部肇一は、晴原と共にSDMを正式運用させるべく、晴原が現場で奮闘、園部が中枢で奔走してきたバディ的存在になります。山下さんと並んで戦うさまが絵になる俳優さんということが絶対条件の中で、とにかく真摯(しんし)な晴原に対し、柔軟さも併せ持つ園部には軽妙洒脱(けいみょうしゃだつ)さもほしいと考えました。そこで、小学校の遠足の帰りのバスの中で「あぶない刑事」が流れて、“なんて面白くてかっこいいんだ!”と衝撃を受けてドラマ好きになった私は、舘さんしかいない……と、ダメ元でお伺いさせていただきました。30年ぶりに弊社の連ドラに戻ってきていただけて本当にうれしく思います。また、舘さんご自身も災害復興支援に対し献身的に活動されており、そういった面でも運命的なキャスティングだと感じております。“こんな政治家がいたらいいなあ”、そう思わざるを得ないほど凜々(りり)しくてカッコいい舘さんにご期待ください!

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