良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
故・田村正和さん演じる刑事・古畑任三郎が、完全犯罪をもくろむ犯人たちの難解なトリックを、卓越した推理力で解いていくフジテレビの人気ドラマシリーズ「古畑任三郎」。1994年の放送開始から30周年を迎えたことを記念して、フジテレビの平日午後1時50分~3時45分の再放送枠「ハッピーアワー」で各日2話ずつ放送されている(関東ローカル、TVerとFODで配信)。ここでは、6月7日放送の第2シリーズ第7話を紹介する。
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歌舞伎俳優の澤村藤十郎さんがゲスト出演した第2シリーズの第7話(初放送は1996年2月21日)。出演は、田村さん、藤十郎さん、角野卓造さん、西村雅彦さん、夢路いとしさんら。脚本は三谷幸喜さん。
物語は……古美術・骨董商春峯堂の主人(藤十郎さん)と美術館館長の永井薫(角野さん)の2人は、老陶芸家の川北百漢(夢路さん)宅に出向いていた。
美術館では、来週、歴史的価値の高い「慶長の壺」の初公開を控えていた。そんな中、百漢は2人を呼びつけ「壺は偽物。自分が作り……」と制作経過を撮った写真ほか、5年前に骨董屋で見つけたという本物の「慶長の壺」を2人に見せ、公表されたくなかったら協会の理事を辞退しろと春峯堂主人に迫る。春峯堂主人と永井は結託して、悪質な取り引きをしていた。
いったん2人は百漢宅を辞するが、再び百漢宅を訪ね、春峯堂主人が短銃で百漢を射殺。周囲の壺などに血痕が飛び散る中、春峯堂主人と永井は強盗に見せかけるために室内を荒らし、アリバイ工作のため時計を午後8時半に進ませて壊す。
春峯堂主人は美術品のオークションに、永井は美術館に戻り資料室で仕事をしているように装うが、永井は窓から抜け出して百漢宅へと戻る。オークション会場の春峯堂主人を電話で呼び出してアリバイ工作は成功したかに見えたが、現場に登場した古畑(田村さん)は、ただの強盗事件ではないと推理する。
永井は百漢宅から百漢の作品を持ち出していたため、弱気になる。春峯堂主人は、その永井に百漢殺害の罪を着せ、自殺に見せかけて殺害。古美術・骨董に対する観察眼「捨て目」を自慢する春峯堂主人と古畑との勝負が展開される。
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