虎に翼:「どうして私たちの名字が変わる前提なの?」 寅子の「はて?」に視聴者共感 「みんな一度は思ったことあるのでは」「今につながる問題」

NHK連続テレビ小説「虎に翼」第101回の一場面 (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「虎に翼」第101回の一場面 (C)NHK

 伊藤沙莉さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第101回が8月19日に放送され、寅子(伊藤さん)が抱えた疑問に、視聴者から共感の声が集まった。

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 第101回では、寅子は航一からプロポーズを受けてうれしいものの、自立した大人同士が結婚する意味が見いだせず悩んでいた。よね(土居志央梨さん)に相談すると、「相手に今の言葉をそのまま話せよ」と返され、寅子は航一を竹もとに呼び出し、自分の気持ちを伝えることに。

 航一は寅子と結婚しようと思った理由について、新潟から東京に戻り時間の融通がきかなくなったこと、財産を残すための法的な後ろ盾ができること、離婚ができるため婚姻は「永遠を誓わない愛」であることに気付いたからだと説明した。

 猪爪家では、直明(三山凌輝さん)と玲美(菊池和澄さん)の結婚式の準備が着々と進められていた。直明が航一との結婚について尋ねると、寅子は「前向きに検討中です」と返した。

 花江が「ゆっくり考えて、寅ちゃんの好きにしたらいいのよ。結婚となれば、星家に住んで、星家の人になるんだから」と話すと、寅子は眉間にしわを寄せ「ん?」と反応。花江がうんざりした様子で「そんなんだから星家のお嫁さんが務まるか心配なのよ」と言うと、寅子は口を開けたまま固まってしまった。

 しばらく固まった後、寅子が「夫婦になれば、どちらかの名字が変わる」と口にすると、玲美は「星寅子も何だか神秘的ですてきだし、星優未も女優さんみたいだし」と返した。優未(毎田暖乃さん)も「私もそれはいいなって思う」と同調した。

 寅子が「はて? どうして私たちの名字が変わる前提なの?」と問いかけると、花江は「名字が変わって初めて結婚を実感する子は多いんじゃないかしら?」と返答。寅子はふに落ちない様子で「でも今は、結婚する本人同士がどちらの名字を名乗るのか決めることができる」とつぶやいた。

 結婚によって名字が変わることに疑問を抱く寅子に、SNSでは「結婚する女性みんな一度は思ったことあるやつなのでは」「個人的にはその戸惑いにとても共感できる」「結婚自体への疑問。今につながる問題」「みんなが普通、当たり前と思い込まされてきたことに、『はて?』と疑問を持つ寅子が好き」といった声が上がっていた。

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