年が明けて三が日が過ぎようとしている。そろそろ暇を持て余している人も多いのでは? そんなときに見たら元気になるお正月映画を紹介。「どこかに行きたい!」という子どものリクエストに応えて家族で見に行くのもよし、一人で見に行くのもよし! 公開中の3作品の見どころを解説する。
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1作目は、ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作「モアナと伝説の海2」(デイブ・デリック・ジュニア監督ほか)を紹介。
今作は、2016年に製作された前作「モアナと伝説の海」の続編。前作から3年の時がたち、モアナは16歳から19歳に。「海の果てにある島にたどり着けば呪いが解ける」という伝説を知り、すべての海をつなぐ1000年に一人の”導く者”としての大きな使命を背負い、危険な航海に出る決意をする。前作で共に冒険した半神半人のマウイや、新しい仲間たちと共に、再び冒険に挑む姿が描かれる。
日本語吹き替え版は前作に続いて屋比久知奈さんがモアナ、尾上松也さんがマウイの声優を担当するほか、モアナの新しい仲間でモアナとマウイが大好きな“伝説オタク”の青年モニ役に小関裕太さん、天才肌で頼れる船大工の少女ロト役に元子役の鈴木梨央さん、歌が嫌いで調理担当の頑固な老人ケレ役を山路和弘さん、コウモリのように舞いモアナを惑わす重要キャラクター、マタンギ役をソニンさんら、歌も演技も太鼓判を押せる実力派俳優陣が顔をそろえている。
今作では、モアナが歌い上げる劇中歌「ビヨンド ~越えてゆこう~」やマウイが歌うラップ調の「できるさ!チーフー」などの歌の数々に聴くだけで心が躍らされる。さらに、美しい海や島々の風景、波の描写などの映像美が前作よりスケールアップし、見る人に特別な時間を演出してくれる。またニワトリのヘイヘイの奇妙な動きや、ブタのプアの愛らしい仕草など可愛いキャラクターたちにきっとハートをつかまれるだろう。
また、冒険のワクワク感とともに、ポジティブなプリンセス、モアナが大人になったがゆえの葛藤や成長も描かれる。悩むモアナに別の道もあると示唆してくれる展開もあり、見ていると、つい「頑張って!」と“モアナ応援団”になってしまう。見終わったあとにエネルギーがチャージされたような気分にさせられ、とにかく元気がもらえる映画。「明日も頑張ろう」と学校や仕事に向かう姿勢もポジティブになることだろう。
2本目は、人間の細胞を擬人化したキャラクターが登場する人気マンガを実写化した映画「はたらく細胞」(武内英樹監督)だ。
今作は、シリーズ累計発行部数1000万部を超える清水茜さんの人気マンガ(講談社)を実写化。人間の体内を舞台に、擬人化された細胞たちの日々の活躍を描く。永野芽郁さんが体内の各器官に酸素を届けるため奮闘する赤血球役、佐藤健さんが体内に侵入した細菌やウイルスなど異物を排除する白血球役でダブル主演を務めている。
映画は、永野さん、佐藤さんらが活躍する体内パートと芦田愛菜さん、加藤清史郎さん、阿部サダヲさんらが登場するリアルパートに別れており、リアルパートに出てくる人物の体内で起こっていることを体内パートで表現するという構成が分かりやすく、子どもたちはもちろん、大人の興味関心も満たしてくれるだろう。
病気になった登場人物を、体内パートでは細胞たちが全力で戦い、リアルパートでは親子や交際相手の愛情で治そうとするドラマが描かれ、不覚にもほろりとさせられる。
体内パートでは、永野さんのけなげな赤血球、「るろうに剣心」ばりの佐藤さんの白血球アクションはもちろん見どころだが、キラーT細胞役の山本耕史さんのマッチョぶり、NK細胞役の仲里依紗さんの「トゥームレイダー」ばりのアクションも胸アツ。さらに“悪玉”の片岡愛之助さん、新納慎也さんは誰だか分からないレベルの特殊メイクで登場。ラスボスの強さと演じている俳優の“怪演”ぶりなど驚きの連続だった。
スカッとして、体のことが分かってためになる“一粒で二度おいしい”エンターテインメント作だ。
3本目は、年末(2024年12月30日)に公開されたばかりの「グランメゾン・パリ」(塚原あゆ子監督)を紹介。
木村拓哉さんが型破りな天才シェフを演じ、2019年にTBS系の日曜劇場枠(日曜午後9時)で放送された人気ドラマ「グランメゾン東京」を映画化。ドラマでは、慢心が招いた重大な事件によって店も仲間もすべて失った天才シェフ・尾花夏樹(木村さん)が、女性シェフの早見倫子(鈴木京香さん)と出会い、かつての仲間たちと東京で世界最高の三つ星レストラン「グランメゾン東京」を作り上げようと奮闘する姿を描いた。
映画は、尾花と倫子(鈴木さん)がフランス料理の本場パリで立ち上げた新店舗「グランメゾン・パリ」を舞台に、アジア人初となるミシュラン“三つ星”の獲得を目指す“チーム・グランメゾン”の熱い挑戦を描く。
ドラマの展開から見て、映画でも胸アツな結末が予想できるが、それでもスカッとすることうけあい。パリで大規模ロケを実施したという美しい風景、上品でおいしそうなフランス料理がスクリーンに映し出されると、思わずうっとりしてしまう。お正月にふさわしくゴージャスな気分にさせられる。
お正月はやっぱり元気になれる映画が見たいもの。これらの映画を見て、エネルギーをチャージして、2025年を乗りきろう!
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