ドキュメント72時間:「盆栽 鉢の中の小さな宇宙」 舞台はさいたま市にある“聖地” 己の姿を木に投影する人々の声に耳を傾ける

6月20日放送の「ドキュメント72時間」 (C)NHK
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6月20日放送の「ドキュメント72時間」 (C)NHK

 NHKのドキュメンタリー番組「ドキュメント72時間」(総合、金曜午後10時)。6月20日は、さいたま市にある“盆栽の聖地”と呼ばれる場所が舞台で、新緑の季節、己の姿を木に投影させながら盆栽と対話する人々の声に耳を傾けてみた。

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 この日の番組の副題は「盆栽 鉢の中の小さな宇宙」。盆栽園が六つ集まる一帯、通称「大宮盆栽村」には、初心者向けの1000円ほどのものから、値段のつけられない樹齢数百年の逸品まで、一つとして同じ盆栽はない。

 人々は思い思いにはさみを入れ、枝ぶりを整えていく。桜の鉢を愛おしそうに抱く小学生。亡き義父から譲り受けた盆栽を育てる女性。若くして盆栽園主となった男性。みんな盆栽と向き合いながら、何を見つめているのだろう。

 番組は、毎回一つの現場にカメラを据え、そこで起きるさまざまな人間模様を72時間にわたって定点観測するドキュメンタリー番組。偶然出会った人たちの話に耳を傾け、“今”という時代を切り取る。

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