あなたを奪ったその日から:「一番の被害者」「救いがない」最終話で“玖村”阿部亮平に同情の声集まる(ネタバレあり)

連続ドラマ「あなたを奪ったその日から最終話の一場面=カンテレ提供
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連続ドラマ「あなたを奪ったその日から最終話の一場面=カンテレ提供

 俳優の北川景子さんが主演した連続ドラマ「あなたを奪ったその日から」(カンテレ・フジテレビ系、月曜午後10時)の最終第11話が6月30日に放送された。終盤、かつて梨々子(平祐奈さん)によってセクハラの汚名を着せられ、人生を狂わされた玖村(阿部亮平さん)が梨々子と対面するシーンがあり、SNSで反響を呼んだ。

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 ◇以下、ネタバレがあります。

 最終話は、美海(一色香澄さん)が“萌子”として結城家に戻り、ようやく新しい環境に慣れてきたころ、「スイッチバック」の関西進出を目前に控えた旭(大森南朋さん)は、木戸(中原丈雄さん)から一刻も早く紘海(北川さん)を逮捕させて事態を収拾するよう急かされる。だが、旭は萌子の気持ちを思い、決心がつかないでいた。

 そして美海を失い、生きる気力をなくした紘海の元に、雪子(原日出子さん)がやって来る。美海への贖罪を口にしてうなだれる紘海だったが、雪子と話し、再び気力を取り戻す。

 そんな中、過去にSNSでうそを拡散され、勤務先で再び自分についてのうわさが流れていることを知った玖村は、勤務先を辞め、転職活動も思うようにいかずにいた。自分のせいで玖村が仕事を辞めたことを知った梨々子は、旭に頼み、玖村が旭のいる会社で働けるように話を進めるが、それを聞かされた玖村は怒りに震える。

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 その後、玖村は、スイッチバックの関西進出を発表する記者会見が行われる前に、紘海の実の娘、灯(石原朱馬ちゃん)が亡くなった食品事故を引き起こした張本人は梨々子だったことや、紘海が美海を誘拐したことなど、すべての真相をSNSで告発。ネット記事化されてしまい、玖村は投稿が拡散されていくのを見ながら「ざまあみろ」とつぶやいた。旭は会見で記者から追及されるが、娘が被害者遺族に誘拐されたのは事実ではないと否定し、紘海と美海が親子として生きていくことを認め……と展開した。

 その後、玖村が街で梨々子と遭遇するシーンがあった。梨々子はネット記事のせいで職場にいられなくなったことを明かし、玖村に「頑張ろうね、お互い」と声をかけて去ろうとする。玖村は、自分の告発によって同じ境遇になったにもかかわらず、「これでよかった」と自分の犯した罪と向き合い、前向きに生きようとしている梨々子を見て、「あんただって人生終わったんだろ? 恨めばいいだろ、キレろよ、罵れよ!」と叫ぶが、梨々子はそのまま振り返らずに去って行った。そんな梨々子の背中を見ながら、玖村は「恨んでくれよ……」とその場に泣き崩れた。

 SNSでは、玖村の境遇に同情する声が続出。「玖村くんがひたすらにかわいそう」「玖村くんだけ救いがない気が……」「玖村先生が一番の被害者」「玖村くんが浮かばれない」「玖村だけバッドエンドでつら」などの投稿が並んだ。

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