べらぼう:「蔦重への気持ちを改めて感じ直している」歌麿 染谷将太が「すごく複雑な状況」語る ていのことは気に食わない?

大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」で歌麿を演じる染谷将太さん (C)NHK
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大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」で歌麿を演じる染谷将太さん (C)NHK

 俳優の横浜流星さん主演のNHK大河ドラマべらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(総合、日曜午後8時ほか)の第26回「三人の女」が、7月6日に放送された。同回では、形だけの夫婦だった蔦重(横浜さん)とてい(橋本愛さん)との関係に進展があった一方、歌麿(染谷将太さん)の心も揺れ動いた。歌麿役の染谷さんが「すごく複雑な状況」についてを語った。

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 染谷さんは「蔦重への気持ちはたぶん子供のころから変わらないと思います」と話す。

 「一緒にいたい、一緒に何か物を作りたいっていう気持ちの根っこの部分が何なのか気付いてなかったというか、蔦重への気持ちを改めて感じ直しているっていう。恋愛感情という言葉に当てはめることができない何か、というふうに自分は捉えて演じています」

 それは歌麿にとって「すごく複雑な状況」でもあると考える。

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 「蔦重が人生のすべてになっていたところもあるので、その関係性の形が変わることはすごく不安になるけど、自分には得られない幸せを蔦重が得られることは喜ばしいことではあるという」

 また、ていの登場で「家族を一人奪われた感覚になってしまっている」歌麿がいるとか。

 「歌麿としては、当たり前のようにいた義兄さんが今までの義兄さんじゃなくなるっていう、家族を一人奪われた感覚になってしまっているので、気にくわないんですけど(笑)。蔦重だけではなくていさんも、歌麿が絵師として次のステップに行くためのきっかけの一つ、そういう影響を与えているのかなとは思います」

 歌麿が“蔦重と向き合うこと”は、“自分と向き合うこと”とも位置付ける染谷さん。

 「自分の過去とも改めて向き合うことだと思って、自分の存在意義であったり、人として絵師として、自分という存在は何なのかということを探し出しているそんな時期なんじゃないかなと思っています」

 「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は64作目の大河ドラマで、日本のメディア産業やポップカルチャーの礎を築いたとされる蔦屋重三郎(略して“蔦重”)の生涯を描く。脚本は一昨年、NHKで放送され、大きな話題となった「ドラマ10『大奥』」などで知られる森下佳子さんが手掛けている。

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