映像の世紀:記録映像を超高精細映像に変換 浮かび上がった第二次世界大戦の実像

「映像の世紀 高精細スペシャル『ヨーロッパ 2077日の地獄』」の第一部から。フランスに勝利し、ベルリンに凱旋帰国したヒトラー(番組ではカラー化されています)=NHK提供

「映像の世紀 高精細スペシャル『ヨーロッパ 2077日の地獄』」の第一部から。フランスに勝利し、ベルリンに凱旋帰国したヒトラー(番組ではカラー化されています)=NHK提供

 放送開始から30周年を迎えたNHK「映像の世紀」は、戦後80年の今年の夏、「高精細スペシャル『ヨーロッパ 2077日の地獄』」を7月21日、28日、8月4日の午後10時からNHK総合で放送する。映画製作で使用される高解像度の35ミリフィルムを用い、各国がプロパガンダ用に記録していた第二次世界大戦の模様を、8Kなどの超高精細映像に変換し、戦争の分析に活用するという世界でも非常に珍しい試みだ。専門家の協力で可能な限りカラー化も進め、映像を細部までチェックすることで、さまざまな新事実が浮かび上がってきたという。放送中の「映像の世紀バタフライエフェクト」(NHK総合・月曜午後10時)の制作期間は1本あたり約半年間だが、今回は約1年をかけた力作だ。

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