映像の世紀:高精細SP第二部は「独ソ戦」 ウクライナはわずか2年で2度も焦土に

「映像の世紀 高精細スペシャル『ヨーロッパ 2077日の地獄』」の第二部から。ウクライナの占領地を訪問するヒトラー(1942年)=NHK提供
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「映像の世紀 高精細スペシャル『ヨーロッパ 2077日の地獄』」の第二部から。ウクライナの占領地を訪問するヒトラー(1942年)=NHK提供

 NHK「映像の世紀 高精細スペシャル『ヨーロッパ 2077日の地獄』」の「第二部 独ソ戦 悲劇のウクライナ 1941ー1943」がNHK総合で7月28日午後10時から放送される。第二次世界大戦で戦争状態となったドイツとソ連のはざまで戦場となり、国土が二度も焦土となったウクライナの悲劇を描く。

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 ヒトラーとスターリンが激突した独ソ戦の主戦場となったウクライナは、わずか2年の間に2度も焦土となった。開戦3カ月後、ドイツ軍が首都キーウを占領すると、ソ連軍はドイツの進撃を遅らせるためにウクライナの街を破壊。2年後、ソ連軍がキーウを奪い返すと、今度はドイツ軍が退却しながら街を破壊した。第二次世界大戦のウクライナの犠牲者は800万人以上、人口の20%にも及ぶ。2人の独裁者の戦争の代償を支払ったのはウクライナの人々だった。カラー化された当時の記録映像を見ていると、現在のウクライナの状況と重なって見える。

 7月21日に放送された「第一部 ドイツ国民は共犯者となった 1939ー1940」はNHK総合で7月31日午後11時50分から再放送の予定。8月4日午後10時から放送される「第三部 国民を道連れにした独裁者 1944ー1945」は、停戦のタイミングを逃し、ドイツ国民を道連れに崩壊への道を突き進むヒトラーの様子を映像で追体験する。

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