フェイクマミー
第9話 ニセ母計画崩壊!?追い込まれた家族の決断
12月5日(金)放送分
高石あかりさん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ばけばけ」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第8回(10月8日放送)で、テレビの前の視聴者を最も引き付けた場面はどこだったのだろうか? テレビの前の視聴者が画面にクギヅケになっていた割合を示す「注目度」(REVISIO社調べ、関東地区、速報値)の1分ごとの推移を調べたところ、最高値は午前8時14分の70.6%だった。
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「ばけばけ」は113作目の朝ドラ。ヒロインの松野トキと、その夫となるレフカダ・ヘブンのモデルは、松江の没落士族の娘、小泉セツと、「怪談」などの著作で知られるラフカディオ・ハーン(小泉八雲)だ。ドラマの中では大胆に再構成し、登場人物名や団体名などは一部改称してフィクションとして描くという。
第8回は、トキ(高石さん)が初めて挑んだお見合いの続きとその結果。前日の第7回は、トキがお見合いの席にお茶を届け、お相手である元士族の商人、中村守道(酒井大成さん)と対面する直前で終わっていた。緊張のあまり、カラクリ人形のようなぎこちない動きになっているトキの様子が思わず笑ってしまうそんな場面だった。果たして、お見合いはどうなったのか?
テレビ画面の前にいる人のうち、画面を実際に注視している人の割合を調べた「注目度」は、前日の第7回に続き、序盤、中盤、終盤できれいに3回、“山”を作った。ピークの2回は69%台、1回は70%台と、比較的高い注目度だ。ピークがしばらく持続するのではなく、ピンポイントでその1分間だけ高くなっているのが第8回の特徴かもしれない。
第8回の最高値は、3回目の“山”のピークとなった午前8時14分の70.6%。見合いを断られた松野家一同が雨清水家を訪れる場面が午前8時12分ごろから始まるが、その場面の最後の部分だ。司之介(岡部たかしさん)やフミ(池脇千鶴さん)、勘右衛門(小日向文世さん)は自分たちのせいで見合いが失敗に終わったことを謝罪し、引き続き見合いを考えてはいるが、もう雨清水家に迷惑をかけることはできないとも話す。
するとタエ(北川景子さん)がトキに「あなたにだけお話があります」と言って、司之介、フミ、勘右衛門に席を外すよう促した。司之介は「一体どげな話を……?」と困惑。当主の傳(堤真一さん)が「それを言ったら外す意味がないじゃろう」と返すと、司之介は「あの話ではございませんでしょうな?」と再確認。傳が「だから、どのあの話じゃ? そのあの話とは」と聞くと、司之介は「ですから、その、あの話は、あの、あの話でございます」と答えた。
この辺りからが最高値の午前8時14分台。勘右衛門が「あの、あの話でございます」と言うと、タエも「あの、あの話ですよ、恐らく」と傳に伝え、フミも「ええ……。あの、あの話でございます」と続けた。傳は「ああ! あの、あの話か!」と察し、「あのあの話などこの場でするわけがないじゃろう」と言うが、司之介は「では、どのあの話を?」と心配そうな様子。傳は「だからそれを言ったら外す意味がないじゃろう」と返すなど、コミカルなやり取りが繰り広げられた。
堤さん、小日向さん、岡部さんと演劇経験の豊富な役者ばかり。「あの」という言葉を材料に、まるでここが舞台上のように、楽しんで言葉遊びに興じているように感じた。多少のアドリブも入っていたのではないだろうか。俳優が楽しんで演じている雰囲気がこちらにも伝わってくるようなシーンだった。
ちなみに、最初の“山”のピークは午前8時2分の69.9%。両家の男たちが集まったお見合いの席に、トキが顔見せのためにお茶を持っていく。初めて互いの顔を見たトキとお相手の守道。「悪くない」と心の中でつぶやく守道。「よき、(妖怪の)あずき洗いには似ちょらんけど、よき」と見定めたトキ。視聴者も成り行きを注視していただろう、この場面は午前8時1分台。注目度は上昇中だったが、66%台だ。
実はピークの午前8時2分は見合いの席を出た直後の場面。ほっとしたトキは、廊下に出るやいなや、大きく息を吐くと、仰向けに寝転がり、笑いながら手足をバタバタさせる。「おトキ、何してるんだろう?」。通りがかった三之丞(板垣李光人さん)のツッコミが楽しいシーンだが、2人の顔合わせのシーンではなかったのはちょっと意外だった。
また、2番目の“山”のピークは午前8時7分(69.6%)で、司之介がトキに見合いの結果を伝える場面。直前まで、司之介とフキが自分たちの見合いを振り返るなど、なごやかな話をしていたから、てっきりうまくいったとフキは思っていたが、結果は「断られた」だった。「えっ、どういうこと。うそでしょ」と激しく動揺するトキ。司之介やフキが懸命に説明するが、トキは当然、事態を受け入れられない。トキには大変な場面だが、視聴者は家族4人の言葉のキャッチボールが楽しい場面だった。
活用したデータは、関東の2000世帯、関西の600世帯で番組やCMの視聴状況を調査しているREVISIO社が公表している独自指標の「注目度」。人体認識センサーを搭載した専用機器でテレビ画面に視線を向けているかを常に計測し、テレビの前にいる人のうち、番組を注視していた人の割合を算出している。(文・佐々本浩材/MANTAN)
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