べらぼう:第43回「裏切りの恋歌」視聴率8.7% 定信失脚で江戸は大賑わい 蔦重はすっかり憔悴

大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」のロゴ (C)NHK
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大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」のロゴ (C)NHK

 俳優の横浜流星さん主演のNHK大河ドラマべらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(総合、日曜午後8時ほか)の第43回「裏切りの恋歌」が、11月9日に放送され、平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)は世帯8.7%、個人5.0%だったことが分かった。

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 「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は64作目の大河ドラマで、日本のメディア産業やポップカルチャーの礎を築いたとされる蔦屋重三郎(略して“蔦重”)の生涯を描く。脚本は一昨年、NHKで放送され、大きな話題となった「ドラマ10『大奥』」などで知られる森下佳子さんが手掛けている。

 第43回では、蔦重(横浜さん)は、吉原への借金返済の代わりとして、歌麿(染谷将太さん)が描く50枚の女郎絵の準備を進めていた。

 蔦重との関係に悩む歌麿の気持ちも知らず、半ば強引に仕事を進める蔦重だったが、ある日、歌麿が西村屋の万次郎(中村莟玉さん)と組む話を聞き、動揺する。歌麿は、訪ねてきた蔦重に「俺、蔦重とはもう組まない」と告げ、「俺の欲しいものなんて、何一つくんねぇんだ」と本音を漏らす。

 これには蔦重も「大事にしてたつもりが、いつの間にか、籠の鳥にしちまってた。悪かった。あの日から二十年、俺についてきてくれて、ありがとな」などとつづった文を残すしかなかった。

 一方、江戸城では、定信(井上祐貴さん)がオロシャ対策に全力を注いでいた。定信は、この一件をさばき、将軍・家斉(城桧吏さん)に手柄を認めてもらい、“大老”の座を狙うが、政の中心から排除されてしまう。定信が失脚したことで、江戸の人々は大賑わい。そして迎えたラスト、相良凧を背負った旅がらすが現れ、すっかり憔悴した蔦重の姿も映し出された。

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