松田龍平:父の後を継いだ探偵役に 「探偵さん、リュック開いてますよ」でテレ朝ドラマ初主演

ドラマ「探偵さん、リュック開いてますよ」のビジュアル=テレビ朝日提供
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ドラマ「探偵さん、リュック開いてますよ」のビジュアル=テレビ朝日提供

 俳優の松田龍平さんが2026年1月期のテレビ朝日系金曜ナイトドラマ「探偵さん、リュック開いてますよ」で主演を務めることが明らかになった。松田さんが同局のドラマで主演を務めるのは初めてで、父の後を継いだ探偵で発明家の主人公を演じる。

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 松田は主演を務めるだけでなく、本作の企画段階から参加。「ミステリーだったら探偵ものがいいかな」という松田さんの発案から始まった企画に、「ヒカン故郷に帰る」(2016年)、「0.5の男」(2023年)に続き3度目のタッグとなる脚本・監督の沖田修一さんが合流。田舎の温泉街を舞台に、松田さん演じる探偵兼発明家に舞い込むちょっと奇妙な依頼を、これまた奇想天外な方法で解決するという“ゆるさ”満載、だけど時に笑えて涙する、心温まる物語になるという。

 松田さんが演じるのは、失踪した父の後を継いで探偵稼業をする一方、発明に力を注ぐ、探偵兼発明家の一ノ瀬洋輔。外出時はリュックのチャックを締め忘れるというクセがある洋輔だが、かつて米国で“負の感情”をエネルギーに変える研究をして見事成功。そんな洋輔の帰国で、なぜか不思議な乗り物が行きかう、ちょっと変わった温泉街になってしまった西ヶ谷温泉を舞台に、個性あふれる依頼人たちから奇妙な依頼を解決するために奔走する……というストーリーだ。

 松田さんは「発明したアイテムで解決したり、時に諦めたりするので、西ヶ谷温泉の人々の生活をのぞき見しながら温泉に入るつもりで楽しんでもらえたらうれしい」と話している。

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 「探偵さん、リュック開いてますよ」は2026年1月から毎週金曜午後11時15分放送。

 ◇松田龍平さんのコメント

 今回、企画から参加させて頂けるということで、「ミステリー」と言う事は聞いていたので、それなら“探偵もの”がいいかなと思い、自分なりの探偵像をイメージしてみました。沖田監督が参加してくれることで実現することができて嬉しいです。

 「意気込まない」ということから始めたのですが、撮影が始まってみると、だからこそ丁寧にやらなければならないという意気込みがそこにありました。

 探偵であり発明家の洋輔ですが、彼のバックボーンやキャラクターは、彼の周りを取り囲む西ケ谷温泉の住人たちとの会話から、だんだんと見えてくるのが面白いと思いました。楽しく演じさせてもらっています。

 (この作品は)心温まるヒューマンミステリーと言ったら良いのかな。ほとんどのミステリーは発明したアイテムで解決したり、諦めたりするので、西ヶ谷温泉の人々の生活をのぞき見しながら温泉に入るつもりで楽しんでもらえたら嬉しいです。

 ◇沖田修一さん(監督・脚本)のコメント

 「探偵もの」を以前からやってみたいと思っていました。ゆるい雰囲気のものではなく、本格的なハードボイルドなやつを。そんな時に、松田さんから、こんな探偵はどうかという、アイデアのようなものをもらいました。探偵だが、発明家でもある。と書いてありました。ハードボイルドではないけれど、何か新しくて、ちょっと不思議な「探偵もの」が作れるのではないかとワクワクしました。

 一から自由に物語を作り、難しいことは一切考えませんでした。やっぱり、ゆるくなりました。でもいいんです。まるで子供が遊ぶように、童心にかえりながら、このドラマに臨んでいます。遊び心を大事にしながら撮影しています。

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