BS11の報道番組「ウィークリーニュースONZE」は5日、職を転々とし、一時は家を出ることもできなかったという男性が「草むしり」を請け負う会社を起業して、地域に根付いた姿を紹介する特集「株式会社『草むしり』　挫折からつかんだもの」を放送する。

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　群馬県前橋市の宮本成人さんは、大学を卒業して地元の企業に就職したが、「個性を発揮できない」と2年で退社。飲食チェーンの店長などを務め、独立を目指したもののうまくいかずに8回の転職をした。一時は家から一歩も外に出られない精神状態に陥ったこともあったという。43歳の時に経験した草むしりのアルバイトをきっかけに2009年、「株式会社草むしり」を設立。さまざまな人との出会いで成長し、現在は年間700件もの依頼を受けるようになった。

　番組では、定年退職した人たちらを従業員に迎え、地域にとけ込みながら、草むしりを通じて、挫折や苦労を乗り越え、「V字回復を目指す」という宮本さんの姿を追った。

　放送は5日午後6時から、キャスターは元村有希子・毎日新聞編集委員と田野辺実鈴さん。コメンテーターはジャーナリストの山路徹さん。