AKB48島崎遥香:本読み直後は「自分にがっかり」 高飛車刑事役へ“女優の顔”も

連続ドラマ「警視庁 ナシゴレン課」で主演を務める「AKB48」の島崎遥香さん=テレビ朝日提供
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連続ドラマ「警視庁 ナシゴレン課」で主演を務める「AKB48」の島崎遥香さん=テレビ朝日提供

 アイドルグループ「AKB48」を年内で卒業する島崎遥香さんが初めて刑事役に挑戦する主演連続ドラマ「警視庁 ナシゴレン課」(テレビ朝日、月曜深夜0時15分)が17日にスタートする。卓越した洞察力と推理力で捜査を一切せずに事件を解決する、自由奔放で高飛車な「警視庁 ナシゴレン課」の課長・風早恭子を演じる島崎さんは「せりふだけでは、そんなに高飛車な感じがないので、(演技で)高飛車感をどう出そうか考えています」と“女優の顔”で演技プランを練っていることを明かした。

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 ドラマの企画・原作はAKB48グループ総合プロデューサーの秋元康さんで、作品は誰も捜査に出ることなく、すべての謎が刑事部屋で解決されてしまうという異色の刑事モノ。島崎さん演じる恭子は、年上だろうが常に上から目線で、まわりには“デカ長”と呼ばせている「ナシゴレン課」の課長。捜査は全て部屋でできると考えており、自ら部屋を出て捜査にあたることはほぼないに等しいのに、数々の難事件を解決していく。

 クランクイン前に取材に応じた島崎さんは、出演者が台本を読みながらせりふを合わせる“本読み”を終えた直後。「せりふを読んでみたのですが、全部分からなくなりました。(せりふの間やテンポが合わせられず)全然、ダメでした」と明かし、「自信があったわけじゃないですが、悲しくなるくらいに自分にがっかりしています」と悲しげな表情で語った。

 刑事役に初挑戦する島崎さんは「事前に、刑事作品をやらせていただけると聞いて、警視庁や刑事のこと、走って捜査して検証してみたいなものをイメージしていました。いろいろ調べました」と意気込んでいたが、「思いっきりコメディーで、全然違いました」と苦笑いする。

 今作は刑事部屋だけで繰り広げられる、いわゆる“ワンシチュエーションコメディー”。島崎さんは「初めてのことなので、撮影がとても楽しみ」と笑顔を見せ、「監督から『舞台のような感覚で』と言われたのですが、舞台での(演技の)経験がなくて『持ち帰らせていただきます』と言いました」と明かし、「これから勉強します」と意気込んだ。

 ドラマには、恭子に煙たがられる新人の中年刑事・石鍋幹太役で古田新太さん、恭子に地位を奪われた、無能呼ばわりされる部下・伊吹暁彦役で勝村政信さんも出演。島崎さんは「昔からテレビで見ていたような方たち。ご一緒できることは、なかなかないと思うので、勉強させていただく機会だと思っていて、うれしいです」と目を輝かせ、「主演として引っ張るとかは無理なので、共演者の方々に付いていきたいと思います。面白いと思ってもらえるように頑張ろうと思います」と声を弾ませた。 

 17日の第1話「ワカメ風呂殺人事件」では、ラブホテルの浴槽でワカメまみれの男の死体が発見されたという奇怪な事件に恭子(島崎さん)が挑む。ドラマは毎週月曜深夜0時15分に放送。終了後にはauの動画配信サービス「ビデオパス」と「テレ朝動画」でも配信される予定。

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