電波少年:“T部長”の不敵な笑みに松村がオセロ中島に突撃?

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 90年代に日本テレビで放送され一世を風靡(ふうび)したバラエティー番組「進め!電波少年」で司会を務めたタレントの松村邦洋さんと「T部長」でおなじみの日テレの土屋敏男さんが30日、CS放送での再放送を記念した特別番組「土屋敏男の元気が出るテレビ論」の収録後に東京都内で会見した。土屋さんは「進め!電波少年」復活に否定的だったが、「ニュースとか見ていると、今でも松ちゃん(松村さん)にアポなしロケに行ってほしいと思うことありますよ」と不敵な笑み。数々の“恐怖指令”を受けてきた隣の松村さんは“復活”に乗り気でない様子で「今だったら(お笑いコンビ『オセロ』の)中島知子さんのところに行ってたと思いますね」と伏し目がちに話し、記者たちを苦笑させた。

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 「電波少年」は92年から放送され、松村さんが突撃した「アポなしロケ」や、猿岩石の「ユーラシア大陸横断ヒッチハイク」など数々の過激な企画で人気を博した。この日収録された番組は、4月からCSチャンネル「ファミリー劇場」で再放送される「電波少年」と、同じく日テレで80年代に放送された人気バラエティー番組「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」を、松村さんと土屋さん、高橋がなりさんらが出演し、当時を振り返りながら番組の魅力を伝えるという内容。

 会見で土屋さんは「電波少年」復活を望む声があることについて「もうできないと思う。(電波少年は)“塀の上”の番組と言われていて、当時は塀の上だけど、スピードがあって落ちない自信があったが、今は『走れ』って言われると落ちそう」と否定的な見解を示した。

 また当時の「電波少年」の思い出話で盛り上がり、松村さんは砂漠で死にかけた話やダイアナ妃に会いに行った話など、海外での印象に残ったエピソードを披露し、「今でも成田空港に行くと、おなかが痛くなるんですよね(笑い)」と冗談交じりに明かした。また土屋さんは、過激なロケで“お蔵入り”が多かったなど、番組制作を振り返って、「よく『土屋さんのころは、自由でいろんなことできて良かったですね』と言われるんですけど、あの時もだめだったんですよね。そこは一つはっきりしておきたいなと」と語り、笑いを誘っていた。

 「土屋敏男の元気が出るテレビ論」は、4月28日午前10時から放送。5月にもリピート放送する。また、「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」は4月28日から、「電波少年」は4月29日から放送する。いずれもファミリー劇場で。(毎日新聞デジタル)

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