俳優の藤木直人さんが、テレビ朝日のスペシャルドラマ「叡古(えいこ)教授の事件簿」に主演することが5日明らかになった。あらゆる学問に精通する天才だが、変わり者の文系教授という役どころで、お笑いコンビ「ココリコ」の田中直樹さん演じるダメ刑事とコンビを組み、難解な殺人事件に挑む。5月放送予定。
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ドラマは、直木賞候補にもなった、門井慶喜さんの歴史ミステリー小説「東京帝大叡古教授」が原作。舞台を明治時代から現代に置き換え、新味をふんだんに加えた物語を展開していくという。
藤木さん演じる、名門大学の法学部教授・宇野辺叡古(うのべ・えいこ)は、「知の巨人」として崇められる一方、他者からするとどうでもいいことに固執する性格や、場合によっては不遜とも取られる言動で変人扱いされている。「そこに物語はあるのか?」という口癖と共に、ありとあらゆる学問の書籍や事例を照らし合わせ、“事件の根底にある物語”をひもといていく。
藤木さんは「とにかくせりふも多くて、いっぱいいっぱいです。40歳を超え、昨日食べたものも思い出せないくらいの状態の中(笑い)、大量のせりふ。しかも理系である僕には縁がなかった文系の知識や個人名にあふれたセリフを覚えるのは、すごく大変です」とコメント。
また、今回初共演となる田中さんについて、「相方の遠藤(章造)さんとは以前、連続ドラマでご一緒したことがあったので、ひそかに『これでココリコをコンプリートできた!』と喜んでいます」と笑いを交えつつ、「撮影現場の田中さんはとても静かなたたずまいで、真摯(しんし)に撮影に取り組んでらっしゃいます」と語っている。
一方の田中さんは「藤木さんは毎シーン、ものすごいせりふ量なのに、完璧にお芝居されるんです。改めてすごい俳優さんだと思いました」と絶賛。「実は、藤木さんには撮影合間に、ココリコの歴史もお話しさせていただいてるんですけど、まだデビュー2年目の話までしかたどり着けてないんですよ。クランクアップまでに何とか詰め込んで話をしたいです」と撮影舞台裏を明かしている。
ほかに、白洲迅さん、宇梶剛士さん、武田鉄矢さん、浅野ゆう子さんらが出演する。
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