女優の鈴木保奈美さんが、28日に放送されるスペシャルドラマ「ゴールドウーマン ~巨大銀行の闇とたたかう女~」(テレビ朝日系)で、艶やかな和服姿を披露することが分かった。小雪さんが組織に闘いを挑む孤高の銀行ウーマン・吉沢環を演じる作品で、鈴木さんはミステリアスな先輩管理職の矢島舞役。和装姿の鈴木さんは、環ら女性総合職が着飾って集う“女子会”の会場で、乱入してきた暴言男を一喝する痛快シーンを演じる。
ウナギノボリ
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ドラマは芦崎笙さんの小説「スコールの夜」(日本経済新聞出版社)が原作。小雪さん演じる帝都銀行で必死に働く女性総合職の吉沢環が、出世と引き換えに200人のリストラ断行を指示されるが、そのリストラの裏にはある事実が隠されていて、利用されたと知った環は“鬼”となって、汚れた男社会に立ち向かう……というストーリー。鈴木さんは女性総合職の出世頭で、ライバル的な存在の先輩管理職の舞を演じる。
鈴木さんが和装姿を披露するのは、帝都銀行の女性総合職が集う“帝麗会”の場面。リストラに反発する子会社の男性常務が会場に乱入し、「あんた、出世のエサにつられてウチの会社を差し出したそうだな!」と環に難癖をつけるが、帝麗会の会長でもある舞(鈴木さん)がすっと前に出て、声のトーンこそ静かながら、周囲を絶句させる迫力の演技で男性常務をやりこめる。
このシーンのために鈴木さんが選んだのは、裾に藤の花があしらわれた、シックな薄黄色の訪問着。鈴木さんは「初めて台本を読んだときから、このシーンは着物で……とイメージしていました。“優しく頼れる、後輩の女子社員たちから憧れられる先輩”というイメージで、やわらかく品のあるお着物を選びました」と説明。
優美さと冷静さを忘れずに乱暴者に向かってタンカを切るという難しい演技については「実際にどのようなトーンが効果的なのか、内心ドキドキでした。“アネゴ”っぽく見えたらちょっとイヤだなぁと思いますが(笑い)」と明かしつつ、「男性と張り合うのではなく、女性ならではの毅然とした態度を表現したいと考えて、このシーンを演じ切りました」と振り返っている。
ドラマには村上弘明さん、駿河太郎さん、伊武雅刀さん、六角精児さん、MEGUMIさん、吉行和子さんらも出演する。28日午後9時~11時6分に放送予定。
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