ピース又吉:「西郷どん」起用は脚本家の“鶴の一声” 中園ミホ「いいわよね」で徳川家定役

又吉直樹さん
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又吉直樹さん

 俳優の鈴木亮平さんが主演する2018年のNHKの大河ドラマ「西郷(せご)どん」の新たなキャストが3日、東京・渋谷の同局で発表され、お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さんが徳川家定役で出演することが明らかになった。又吉さんは同日に行われた会見には欠席。一方、制作統括の櫻井賢プロデューサーは、又吉さんの起用は脚本家の中園ミホさんの「又吉さん、いいわよね」の一言で決まったことを明かした。

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 又吉さんが演じる家定は、江戸幕府十三代将軍で、北川景子さん演じる於一(篤姫)の夫となる。「ぼけた発言や奇行がある“愚鈍”な殿で、子宝も望めない」といううわさもあるが……という人物。2008年の「篤姫」では堺雅人さんが演じて話題を集めた。

 櫻井プロデューサーは、「中園さんが『又吉さん、いいわよね』と言って、僕も『いいですね』って感じで(出演が決まった)。ちゃんとしているのかよく分からない存在の、不思議な魅力のある家定の登場を楽しみにしていただきたい」と自信をのぞかせていた。

 「西郷どん」は、明治維新から150年となる18年に放送される57作目の大河ドラマで、維新の立役者の一人として知られる西郷隆盛が主人公。薩摩の貧しい下級武士の家に生まれた西郷隆盛(小吉、吉之助)の愚直な姿にカリスマ薩摩藩主・島津斉彬が目を留め、西郷は斉彬の密命を担い、江戸へ京都へと奔走する。勝海舟、坂本龍馬ら盟友と出会い、革命家へと覚醒し、やがて明治維新を成し遂げていく……という内容。

 原作は人気作家・林真理子さんの「西郷どん!」で、脚本はNHK連続テレビ小説「花子とアン」やテレビ朝日系の人気ドラマ「ドクターX」シリーズなどの中園さんが担当する。放送は18年1月からで全50回を予定している。

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