人気グループ「V6」の井ノ原快彦さんが27日、東京都内で開かれた連続ドラマ「特捜9(ナイン)」(テレビ朝日系)の会見に登場。同作は、昨年3月に亡くなった渡瀬恒彦さん主演の刑事ドラマ「警視庁捜査一課9係」(テレビ朝日系)の後継作。新メンバーの寺尾聰さんと初共演となる井ノ原さんは「芸能界へ入るきっかけなんですが、(寺尾さんが出演していた)『西部警察』に憧れたからなんです」と明かした。
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井ノ原さんは「(西部警察に登場する)リキ(寺尾さん)が死んだときに仏壇に飾った思い出があって、そのときからずっと流れて、こうやって(寺尾さんと)出会えたのがうれしかった。毎日刺激になっています」と話した。さらに「僕は子供のころの夢が警察官でした。ですが父から(本物の警察は、西部警察のように)ショットガンをぶっ放せないと言われて。じゃあ(演技ができる)芸能人になればいいと。それで夢が芸能人に変わりました」と明かしていた。
寺尾さんは「テレビ朝日で刑事ものというと『西部警察』で、荒唐無稽(むけい)な警察官をやっていた。ちゃんとした警察に入るのは、どうしたらいいのか」と笑いながら、「大好きだった渡瀬さんが大事にしていた番組。どういう形で皆さんが続けていくのか。ちょっとでも後ろで一緒に歩けたらという気持ちもあります」と話した。
謎の多い新班長という自身の役について、寺尾さんは「自分の役を探っている最中で、不安なところもありますが、皆さんが温かく迎えてくださるので、甘えて毎日撮影しています」と明かし、井ノ原さんとの共演については「面白い出会いになってくれたらと思う。主役として引っ張っていくのはもちろん、俳優としての井ノ原くんにも期待している。バックアップできたら」と話した。
会見には、羽田美智子さん、吹越満さん、津田寛治さん、田口浩正さん、山田裕貴さん、原沙知絵さん、中越典子さんも出席した。
「警視庁捜査一課9係」は、警視庁捜査1課で検挙率ナンバーワンを誇る9係の刑事たちが、さまざまな事情を抱えながらも事件を解決する刑事ドラマのシリーズ。2017年4~6月に放送されたシーズン12は、9係係長・加納倫太郎(渡瀬さん)は不在という設定で、浅輪直樹(井ノ原さん)らおなじみのメンバーの活躍が描かれた。
新番組「特捜9」は、倫太郎が内閣テロ対策室に派遣されたことで9係は解散となったものの、1年後に神田川警視総監(里見浩太朗さん)は早期の事件解決を目指す独立した“捜査班結成”を指示。9係の元メンバーが再結集し、謎の多い新班長・宗方朔太郎(寺尾さん)の下で「特別捜査班」が始動する……というストーリー。4月11日から毎週水曜午後9時に放送される。
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