三谷幸喜さんが脚本を手掛け、小栗旬さんが北条義時役で主演を務める2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で平清盛を演じることが決まった松平健さんがコメントを発表。平清盛について「700年続く武家政権の祖です。地下人から太政大臣まで上り詰めながら、貴族化していく姿は源氏への戒めの姿でもあると思います。源氏の遺児たちの命を奪わなかった情が、自らを窮地へ導く、清盛の激しい生き様、抑揚をつけてしっかりと演じたいですね。諸行無常、盛者必衰をもって、時代のバトンを鎌倉へと渡したいと思います」と思いをつづった。
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「鎌倉殿の13人」が8作目の大河ドラマとなる松平さんは、「大河ドラマはこれまで7作品に出演してきましたが、どの役もとても魅力的で演じがいがありました。時代という大きなうねりの中を、血潮を踊らせて役に没頭できるのが大河ドラマの醍醐味(だいごみ)だと思っています」と語った。
松平さんが三谷さんの作品に参加するのは今回が初となる。「物語を組み立てられるその独特の視点に、いつも引き込まれていました。これまでの三谷さんの大河作品も、悲劇を描きながらコメディー的要素も忘れない、登場人物の一人一人の息づかいまでもが細やかに描かれて、緩急の効いた筋運びが心地良かったですね。私が演じる清盛も、三谷流でどのような人間臭さあふれる人物になるのか楽しみにしています」と期待を寄せた。
「鎌倉殿の13人」は、2004年の「新選組!」、2016年の「真田丸」に続き3度目の大河ドラマとなる三谷さんが贈る予測不能のエンタテインメント作。源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男、鎌倉幕府の二代執権・北条義時が主人公。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのかを描く。
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