透明なゆりかご:16歳の清原果耶、15歳の蒔田彩珠 ヒリヒリする感情のぶつけ合い “必見回”おさらい

清原果耶さん(左)と蒔田彩珠さん
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清原果耶さん(左)と蒔田彩珠さん

 5月17日にスタートするNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「おかえりモネ」のヒロイン・清原果耶さんが主演を務めた同局の連続ドラマ透明なゆりかご」(総合、2018年)が、5月3日から6日深夜にかけ、4夜連続で全話一挙再放送される。「真実の産婦人科医院物語」といわれている沖田×華(おきた・ばっか)さんの同名マンガを原作に、幸せな出産だけでなく、中絶や母体死といった産婦人科の陰の部分にも向き合いながら、時に明るく、時に切なく、主人公たちの「命」への祈りにも似た思いを描いた感動作。中でも「おかえりモネ」を楽しみにしているファンにぜひとも見てもらいたいのが、第2回「母性ってなに」だ。

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 「おかえりモネ」に清原さん扮(ふん)するヒロイン・永浦百音(ももね)の妹・未知役で出演が決まっている蒔田彩珠さんがゲストとして登場。ある秘密を抱えて産婦人科を訪れる高校生・中本千絵を演じた。

 由比産婦人科でアルバイトする看護師見習い、青田アオイ(清原さん)はある日、出産直後の赤ん坊が医院の表に捨てられているのを発見する。院長の由比(瀬戸康史さん)らの必死の処置で赤ちゃんは一命を取り留め、アオイが世話をすることに。その愛くるしさにアオイは知らず知らず愛情を抱いていくが、先輩看護師の紗也子(水川あさみさん)に「あまり入れ込まない方が」とたしなめられる……。

 実はこの赤ちゃんの母親は千絵(蒔田さん)で、千絵は人知れず妊娠、出産後に赤ちゃんを由比産婦人科の前に捨て去っていたことが判明する。千絵の取った行動がどうしても許せないアオイ。当時16歳の清原さんと15歳の蒔田さんが一つの「命」をめぐり、対象的な役どころを担い、胸がヒリヒリするような感情のぶつけ合いを展開した。また、千絵の回想を交え、二人の「母性」が交錯するクライマックスは圧巻の一言に尽きる。

 同回には、妊娠したものの、持病が悪化する恐れあり、出産を一度は断念しようとする菊田里佳子役で平岩紙さんも登場。「命」をめぐるもう一つの物語が紡がれる。脚本は「おかえりモネ」で清原さんと再タッグを組む安達奈緒子さん。きょう深夜の再放送をどうかお見逃しなく。

 ◇再放送スケジュールは以下の通り(NHKプラスでも視聴可能)

 第1回「命のかけら」 5月3日午後11時20分~深夜0時3分30秒
 第2回「母性ってなに」 5月3日深夜0時4分~同47分30秒
 第3回「不機嫌な妊婦」 5月3日深夜0時48分~同1時31分30秒

 第4回「産科危機」 5月4日午後11時20分~深夜0時3分30秒
 第5回「14歳の妊娠」 5月4日深夜0時4分~同47分30秒

 第6回「いつか望んだとき」 5月5日深夜0時59分~同1時42分30秒
 第7回「小さな手帳」 5月5日深夜1時43分~同2時26分30秒

 第8回「妊婦たちの不安」 5月6日午後11時40分~深夜0時23分30秒
 第9回「透明な子」 5月6日深夜0時24分~同1時7分30秒
 最終回「7日間の命」 5月6日深夜1時8分~同56分 ※ロング版

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