俳優の小栗旬さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の最終回(第48回)「報いの時」が12月18日に放送され、主人公・北条義時(小四郎、小栗さん)の死によって物語は完結。また同回では、義時の長男・泰時(太郎、坂口健太郎さん)が、江戸時代まで影響を及ぼす法を制定する様子も描かれた。
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「承久の乱」で朝廷に勝利した幕府。義時は後鳥羽上皇(尾上松也さん)らを流罪とし、泰時や時房(五郎、瀬戸康史さん)を六波羅探題として京にとどめ、西国のさまざまな問題の対処に当たらせようとする。
時房は「西国の所領を東の御家人が手に入れ、土地の者を苦しめている。不満を持っている者たちが先の帝(みかど)を担げば、また戦になりかねないぞ」と懸念を示すと、泰時は冷静に「西の者たちの不満は私の耳にも入っています。それに関しては、きちんと決まりを作ろうと考えている」と明かし、「やっていいことと、いけないことをはっきりと示す」と説明。すると時房は「いい、とてもいい!」とうなずき、「今、新しい世が来る音がした」と笑顔を見せる。
やがて、泰時は江戸時代まで影響を及ぼす法を制定する。これが「御成敗式目」で、「これにより泰時が政治を行う間は、鎌倉で御家人の粛清は一切、起こらない」とナレーションで説明された。
妻の初からは「真面目」といつものように指摘されるも、その言葉は「偉い」という意味で、「初めて褒められた」と笑顔を見せた泰時。同役を演じた坂口さんは、“泰時が作る新しい世”について、「義時とはまた違った苦労をするだろうなという気はしています」と話す。
また「やっぱり泰時が言っていることってどこか理想」と認めた上で、「でも僕は泰時が苦しみながらこれから先、何か決断を下したり、分かれ道をどっちかと考えたりする姿というのはなんとなく想像ができる気がして。それはきっと義時という存在が自分の中ですごく大きなものがあるから、だからこそじゃあ泰時ならどうするんだろうというのは、多分、一個すでに泰時の中にあるんですよね。だからこそ考えやすくもあるし、それによってこれから泰時はこういう瞬間瞬間を思い出して成長していくんだろうなという感覚はあります」と語った。
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