倉科カナさんと人気グループ「Sexy Zone」の菊池風磨さんダブル主演の連続ドラマ「隣の男はよく食べる」(テレビ東京系、水曜深夜)。恋から遠ざかっていた独身女性・大河内麻紀(倉科さん)が、得意の料理を通して、よく食べる“肉食年下男子”本宮蒼太(菊池さん)と恋に落ちる物語で、見逃し配信の総再生数が1200万回を突破(6月17日時点、ビデオリサーチで算出)と人気を集めている。6月28日深夜1時から放送の最終回を前に、倉科さんに、撮影で感じた思いを聞いた。
ウナギノボリ
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原作はマンガ誌「月刊 officeYOU」(集英社クリエイティブ)で連載中の美波はるこさんの同名マンガ。仕事一筋で、気づけば彼氏いない歴10年となっていた35歳の麻紀が、隣の部屋に住む蒼太と出会い、久しぶりの恋がスタートし……と展開する。
「仕事を頑張っていると生活が彩ってくるから、それで十分な感じがして。一人で幸せだったりするけれど、時々、寂しい夜があったりして。わかるな~!って」と麻紀に共感する部分が多かったという倉科さん。頭であれこれ考えずに、等身大で麻紀を演じてきた。
なかでも印象に残っているのは、第2話で登場した「やりがいのある仕事に、不自由のない穏やかな生活、それで十分じゃないかと思ってた。でも違ったんだな。十分なフリをしてただけだったんだな。こういうぬくもりが本当はほしかったんだな」という麻紀のモノローグ。
いつもの手料理を蒼太から「おいしい」と言ってもらえたときに登場したものだが、倉科さんは「『おいしい』というひと言で、心のどこかがほどけていくというか……あたたかいシーンになったなって。すごくリアルだな、と思って印象に残っています」と明かす。
倉科さんいわく「何でも受け入れてくれるような、器の大きな撮影現場」は、遊び心も満載で、たびたびアドリブも登場した。頭の回転が早く、ユーモアも持ち合わせる菊池さんからは、「斜め上」のアドリブが飛び出すこともあった。「何をやっても返してくれる安心感のある俳優さんで、だからこそ私ものびのびと麻紀ちゃんとしてぶつかっていけました」と振り返る。
「隣に肉食男子の可愛い年下が住んでいて、そこから良い感じになって……という夢のようなお話。だからこそリアリティーがないと、ふわっとした作品になってしまうかもしれない」と考えた倉科さん。「ライブ感だったり、下手したらどこかの街で、麻紀ちゃんと蒼太くんがいるんじゃないか?と思ってもらえるようにしました」とこだわりを明かす。
そんな今作は、見逃し配信の総再生数が1200万回を突破。倉科さんの元にも、いろいろな人から「見ているよ」という声が届くなど、反響が大きい作品となった。
「1カット1カット、監督、キャストをはじめ、スタッフのみなさんがこだわってくれて、それが今、実を結んでいるんじゃないかと思うので感謝です。何回も何回も見てくださる視聴者の方にも感謝です! もっともっと見てください!」とチャーミングな笑顔を見せた倉科さん。
最後に、6月28日の最終回について、「年の差カップルの麻紀ちゃんと蒼太がどんな答えを出していくのか。最後まで見守っていただけたらうれしいです!」と呼びかけた。
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