らんまん:公式にも“予告映像なし” 最終週「スエコザサ」に待ち受けるもの “継承”が大きなキーワードに?

NHK連続テレビ小説「らんまん」の一場面 (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「らんまん」の一場面 (C)NHK

 神木隆之介さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「らんまん」(総合、月~土曜午前8時ほか)。9月25日から最終週(第26週)「スエコザサ」に入るが、ドラマの公式サイトでも予告映像の解禁はなく、SNSをざわつかせている。

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 副題の「スエコザサ」は、「らんまん」の主人公・槙野万太郎(まきの・まんたろう、神木さん)の人生のモデルとなった植物学者・牧野富太郎が、亡き妻・壽衛への感謝の思いを込めて、新種の笹につけた名でもある。

 公開されたあらすじでは、渋谷にあった寿恵子(浜辺美波さん)の店は高値で売れ、その資金をつぎ込んで、練馬に広大な土地を手に入れる。そこに大きな屋敷を構えた槙野家。しかし、寿恵子は具合を悪くしていた……となっていて、寿恵子との“別れ”を心配する視聴者も多い。

 その一方で、最終週には“サプライズ”があるといい、万太郎役の神木さんは「なつかしの人の登場や、この人はどうなったんだろう?という方々のその後も分かるかもしれません。サプライズを楽しみにしていてください!」と予告。寿恵子役の浜辺さんも「万太郎と寿恵子の波瀾(はらん)万丈な人生にはまだいろいろなことが起こります」と明かし、「毎日目が離せない展開が待っていますので、楽しみに見ていただけたらうれしいです」と呼びかけている。

 最終週に待ち受けるもの、それは一体、なんなのか? もう一つのヒントになりそうなのが、脚本を担当した長田育恵さんの言葉だ。

 丁寧に万太郎と寿恵子の物語を紡いできた長田さんは以前のインタビューでこう語っていた。「最終週は最初から決めていた仕掛けがあり、“継承”が大きなキーワードになっています」と―。

 「万太郎が植物図鑑作りを頑張るのも、標本を次の世代に手渡すため。最終週は万太郎の人生の開花の時期が終わり、次の世代に、どう実を残していけるかという話になります。『らんまん』の物語は、すべての登場人物が最後まで冒険を続けます。万太郎、寿恵子、それぞれの冒険を楽しみに見守ってください」と話していた長田さん。その言葉を信じて、残り5回となった本編を噛(か)みしめながら楽しみたいと思う。

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