女優の清野菜名さん(21)が、WOWOWで放送中の海外ドラマ「CSI:サイバー」の第7話(26日放送)で、吹き替え声優に初挑戦している。演じるのはネットいじめに遭っていた17歳の女子高生ゾーイ。学生時代から「SNSは好きで、家ではツイッターやFacebook(フェイスブック)とかやっていた」といい、ネット上で自ら、自分の名前などで検索をかける“エゴサーチ”も「やりますね」と笑顔で明かす清野さんに、収録の感想やインターネットとの付き合い方などを聞いた。
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「CSI:サイバー」は、大ヒット犯罪捜査ドラマ「CSI」シリーズの最新スピンオフ。米連邦捜査局(FBI)本部にあるサイバー犯罪課を舞台に、これまでの「CSI」同様、最先端の科学捜査を重視しながら、捜査陣がITや心理学を駆使する姿が描かれる。清野さんが吹き替え声優を務める第7話は、行方不明となったゾーイから自殺を予告するメッセージが届き、捜査を開始したサイバー犯罪課のメンバーは、その過程でなりすましサイトの存在やゾーイがひどいネットいじめに遭っていたことを知る……という内容となっている。
以前から「ずっと声の仕事に興味や憧れがあったので、話をいただけてすごくうれしかったし、わくわくしました」と明かす清野さん。「自分の中ではちゃんと演技していたつもりだったんですけど、あまり感情がのっていないように聞こえるみたいで、とても難しかったです」と収録を振り返りつつ、「演じている女優さんの表情とかまねてみたら言葉の音、イントネーションも変わりだして。声だけでの芝居って聞いていたんですけど、実際には女優をやるのも声優をやるのも一緒なのかなって思いました。でもずっと憧れていた仕事だったので、楽しかったし、またやりたいなって」とうれしそうな表情を見せる。
ネットいじめなどが題材になっていることについては「学生時代からSNSは好きで家ではツイッターやフェイスブックとかやっていたので」と身近に感じている様子。また「ゾーイのせりふに『言葉は凶器になる』ってあって。それが自分にはすごく突き刺さりましたね」といい、「私自身、中学時代ネットに『あの子、性格悪いよ』とか『いじめをやっていた』とかウソの書き込みをされたこともあって、残念な気持ちにもなりました。だからゾーイの気持ちはすごく分かるし、言葉って受け取り方や受け取る側の感情によって、だいぶ変わってくるので、こういうのってなくなればいいんですけど、なかなか難しいですよね」とも語っていた。
トラブルに巻き込まれないよう普段から気をつけていることを聞くと「マネジャーさんによく言われるのは『あの人、女優なのに』って周りの人から思われるような行動は慎みなさいってこと。あと『私生活は気をつけてね』とも言われますね」と苦笑い。一方で“エゴサーチ”については「自分が知らなかった情報までいろいろと知れてなんか面白いですね。みんなが自分のことをどう思っているのかリアルタイムで見られたりするんで。以前は嫌なこと書いてあったら落ち込んだりもしましたが、いまはそんなに気にしなくなりましたね」と笑っていた。
清野さんがゲスト声優を務める「CSI:サイバー」第7話「17歳の悲劇」は、WOWOWプライムで26日午後11時に放送される。
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