櫻井翔:ドキュメント番組で地方医療の現場に密着 映画「神様のカルテ」出演きっかけに

 人気グループ「嵐」の櫻井翔さんが出演するドキュメンタリー番組「“いま そこにいる人々”『命の現場』」(NHK教育)が9月7日、放送される。番組では、映画「神様のカルテ」(27日公開)で、主人公の青年医師を演じたことをきっかけに、地域医療の現状や命の尊厳など医療に深い関心を持った櫻井さんが、独自のスタンスで患者と向き合う医師たちを訪問し、治療法や考え方に触れる。櫻井さんは「映画『神様のカルテ』で医師役を演じさせていただいたことで感じた、医師の“苦悩”や“葛藤”。その経験から、命と向き合う医師たちの“生の声”を聞いてみたいと思いました」と番組出演のきっかけについてコメントしている。

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 櫻井さんは、広島と北海道を訪れ、広島では通院困難者、とりわけ「最期は自分の家で」と望む高齢者や家族のために、24時間365日体制で「訪問のみの診療」という地域医療を実践している医師に密着。医師の家族、スタッフ、患者と触れ合い、医療の現場を多角的に紹介する。北海道では、外科や内科といった壁にとらわれず「家庭医」を実践する医師に密着し、患者の「病気治療」だけでなく、地域住民全体の「生活全般」もケアする医師の域を超えた活動を明らかにしていく。

 櫻井さんは「“こんなお医者さんが身近にいてくれたら”と思わされる方々です。この番組を通して地域での、また、都市部でのさまざまな医療の形を知っていただくきっかけとなったらと思います」とコメント。また、番組の佐渡岳利チーフプロデューサーは、櫻井さんについて「ロケでは、櫻井さんが、医師の方々や患者の皆さんと非常に真摯(しんし)に向き合っている姿が印象的で、櫻井さんが医師の方々に質問をする姿を見て、本当にいろいろなことを深く考えているんだな……ということが伝わってきました」と賛辞のコメントを寄せている。

 番組は、NHK教育で9月7日午後6時55~7時49分に放送。(毎日新聞デジタル)

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