木村拓哉:ビートたけしとCM初共演「いい意味でショッキング!」 トヨタ「ReBORN」編

 人気グループ「SMAP」の木村拓哉さんが、トヨタの新企業CMシリーズでビートたけしさんとCM初共演を果たしていることが13日、明らかになった。新CMは、「ReBORN(再生)」をテーマに、織田信長と豊臣秀吉という戦国時代の英雄が、現代に生まれ変わったという設定で、木村さんが信長、たけしさんが秀吉を演じ、たけしさんの提案で2人は東北地方へドライブに行く、というユニークな物語が展開する。シリーズ第1弾「ReBORN」編は15日から全国で放送される。

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 木村さんはたけしさんとの撮影について「たけしさんと一緒の現場にいられるってことが、自分にとってはいい意味でショッキングな出来事でした」とコメント。信長は好きだというが、「秀吉役のたけしさんを『猿』と呼ばなきゃいけない立場は予想してなかったですね。最初のテストのとき、舞い上がってしまって、監督が首をかしげるくらい大きな声でせりふを言ってしまいました(笑い)」と撮影を振り返った。

 一方、たけしさんは、木村さんの印象を「落ち着いたいい声してるよね。歌とはまた違う声で、役者のときは役者の声になるんだと思って。いいですよね」と絶賛した。撮影については、重厚な世界観を表現した戦国時代の美術セットに「黒澤明監督の映画かなと思いました」と驚いた様子。秀吉も意外と好きだといい、「時代劇とかで秀吉が出てくると、自分でやりたいなと思うことがよくあって、あれは俺、得意な役なんじゃねーかなと。なんか感じるんだよね。今回はなんだか、うまいこといっているなあと思って」と自信を見せた。

 「ReBORN」編は、シリーズの序章を描いており、天下統一の目前、家来の明智光秀の裏切りによって信長は本能寺で非業の死を遂げる。その後、信長の家来だった秀吉は日本を統一した後、伏見城で静かにこの世を去る。500年後の現代、生まれ変わった信長に電話をかけてきたのは、あの秀吉だった……という展開。

 CMについて、木村さんは、たけしさんとの初共演を例に挙げて「皆さんにも今後いっぱい(自分のような)人との出会いがあると思いますので、一つ一つに大きく驚きながら感動して、周りの仲間を信じて動いていってほしいなと思います」と話し、たけしさんは「いろいろな車のCMがあるけれども、今回はかなり冒険した。『ああ、よくできてるなあ』というちょっとシュールな面があるけれど違和感はないし面白い、見事な出来になったと思います」とアピールしている。(毎日新聞デジタル)

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