錦織圭:「上を目指す」 全米オープン初戦を振り返り2回戦の意気込みを語る

「全米オープンテニス」男子シングルス2回戦に出場する錦織圭選手 写真:AP/アフロ
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「全米オープンテニス」男子シングルス2回戦に出場する錦織圭選手 写真:AP/アフロ

 米ニューヨークで27日に開幕した今シーズン最後のテニス4大大会(グランドスラム)「全米オープン」の大会初日、錦織圭選手がアルゼンチンのギド・アンドレオッシ選手に勝利した。30日、米国のティム・スマイチェク選手に挑む錦織選手が初戦を振り返り、2回戦への意気込みを語った。WOWOWでは錦織選手の2回戦の模様を30日深夜0時5分から生中継する。(毎日新聞デジタル)

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 −−初戦はどのような気持ちで臨んだのでしょうか?

 正直、結構考えて入りました。全く知らない相手でしたし、強い相手だとチャレンジャーとして臨めるのですが、予選上がりの知らない選手だと勝たないといけないというプレッシャーもあるので、少し緊張した気持ちはあったと思います。

 −−試合中に「いける」と手応えを感じたのはどのあたり?

 すぐにブレークして自分のゲームに持っていけたので、出だしから(手応えを)感じてはいました。相手の情報はなかったんですけど、ゲームが進むにつれて少しずつ特徴も分かってきましたし、自分のプレーがよかったことが勝てた要因だと思います。

 −−サーブはファーストのポイントが84%、セカンドのポイントが72%でしたね。サーブの手応えが感じられました?

 サーブはすごくよかったです。ブレークポイントも与えずにできたと思いますし、大事なところでしっかりとサーブが入りました。

 −−フォアやバックの緩急、勝負どころで決めにいくすごさも感じました。

 なるべくリスクを負わずに、しっかりとベースラインでプレーして、チャンスボールのときだけしっかりと前に入る……というようなリスクの少ないテニスをするように心がけています。初戦はほとんどむだなミスもなかったので、完璧に近い試合ができたと思います。

 −−ゲーム中、意識していた課題は?

 どんな試合であっても一番は勝つことです。知らない相手でしたし、少し緊張もあったので、まずきっちり出だしから入って、いいスタートダッシュができるようにということは意識していました。

 −−実際にプレーしてみて、違和感を訴えていた左肩の問題はなかったでしょうか? 

 全くなかったですね。これからどうなるかは分かりませんが、試合中も痛みは出なかったですし、今の時点でも痛くはないので大丈夫だと思います。

 −−これから全米オープンを戦う上で、試合中に手応えを感じたプレーなどはありましたか。

 バックハンドでのディフェンスがしっかりできていて、その中で回り込むタイミングがあればフォアで打っていくというパターンができつつあるので、フォアでどんどん打っていけるようにしたいです。

 −−ランキングも18位まで上がり、絶対勝たなければいけない緊張感が強くなっていますか?

 トップ20に入ってきて、これからいい成績をずっと出さなければいけないので、いい意味で使命感といいますか、自分にプレッシャーを与えています。それができればどんどんランキングも上がってくるので、まずはけがをせずに戦っていけるとベストですね。

 −−この先の抱負を教えてください。

 初戦も調子がよかったですし、この感覚を忘れないようにすること。これから敵ももっと強くなってくるので、いけるところまで上を目指して頑張りたいと思います。

 *……WOWOWでは、大会の様子を9月10日まで連日生中継。男子シングルス2回戦「ティム・スマイチェク選手(米国)対錦織圭選手(日本)」は、WOWOWライブで30日深夜0時5分から生中継。

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