お笑いコンビ「オアシズ」の大久保佳代子さんが、借金を抱えた一般女性たちを集めてアイドルグループ「借金返済アイドル（仮）」を結成するプロジェクトのゼネラルマネジャー（GM）に就任した。大久保さんはGMとしてプロデュースに一役買うが、「借金という着眼点が素晴らしい。プロデュースは、私にとって修業のようなものですね。これまで人に慕われない人生を送ってきたので、彼女たちから本気で慕われるような存在になりたいんです」と意気込みを語った。

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　「借金返済アイドル（仮）」は、7月に開かれた会見で、“借金を夢で返せ”というテーマのもと、メンバーオーディションの告知と、大久保さんが同グループのGMに就任しプロデュースすることが発表された。現在、メンバーの第1回オーディションが行われていて、約300人の応募（7月24日から8月16日までの集計）の中から選考し、7人にまで絞られている。アイドルのオーディションに初めて立ち会ったという大久保さんは「金額や理由はさまざまですが、ビジュアル的にそんなによくないけど、ダンスがうまい人。これまで、どうして世の中に出てこなかったんだろうっていうほどの逸材など、かなりキャラクターが強い人たちが集まってきています」と自信をのぞかせた。

　同アイドルのマネジャーを務める浪速のマスクマンさんは、大久保さんをGMに起用した理由について「大久保さんは女性に対して、厳しい視点を持ち、遠慮をしない発言をされるので」と話している。大久保さんも「私以外の審査員は男性ばかりで、可愛い子が来るとすぐに浮かれるんですよね。それを『冷静に判断しなさい』と制するのが、私の仕事です」と、笑顔で返した。さらに浪速のマスクマンさんは、大久保さんが出演しているレギュラー番組とのバーターも期待しているようだが、大久保さんは「それは、本当に無理ですからね」と拒絶していた。

　また、「借金返済アイドル（仮）」の総監督で演出家のマッコイ斉藤さんについて、大久保さんは「番組を一緒にやったり、付き合いは長いですからね。いろいろ思うことはありますが、マッコイさんの女性を見る視点については、信頼しています」と話す。

　大久保さんは「（GMとしての）ギャラが3万円っていうのが、どうも納得できないんですよね。オーディションも1日拘束されたので。ちょっと割に合わないので、今後、交渉もしたいと思います」と、GMに就任してからの不満も打ち明けた。

　アイドルに夢中になった世代だったという大久保さんは「たのきんトリオやシブがき隊、堀ちえみさんなどのアイドルが大好きでした。今回は、借金を抱えている子たちのプロデュースですが、顔が貧相になりそうな理由にも向き合って、表舞台に立てるようなアイドルになっていく過程を、すごく楽しんでいます」と目を輝かせる。

　「借金返済アイドル（仮）」は、今後、正式メンバーやユニット名が発表された後に、11月にCDデビュー、12月にライブを行う予定。プロジェクトの動向や追加オーディションの詳細などは同アイドルの応援番組「マルガリン銀行」（TOKYO　MX、毎週水曜午後10時15分）で今後、放送される。