俳優の玉木宏さんが、9月にスタートする2015年後期のNHK連続テレビ小説（朝ドラ）「あさが来た」に出演し、波瑠さん演じるヒロイン・あさの夫・白岡新次郎役を務めることが分かった。また、あさの姉・今井はつ役で宮崎あおいさんが出演することも決定。このほどNHK大阪放送局（大阪市中央区）で行われた会見に出席した玉木さんは「朝ドラの出演は12年前の『こころ』（03年）以来。初心に戻るような気持ちで臨みたい」と意気込んだ。

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　「あさが来た」は、史上初の幕末から物語がスタートする朝ドラで、ヒロインのあさは、大阪で炭鉱事業、銀行事業、生命保険事業など新しい分野に果敢にチャレンジし、日本で初めての女子大学設立に尽力するなど“明治の女傑”といわれた実業家・広岡浅子がモデル。劇中では、正義感が強く、好奇心旺盛（おうせい）な“おてんば娘”として描かれ、激動の時代の大阪を舞台に、明るく元気なあさと、あさを陽気に支えた“ボンボン”の夫の「おもろい夫婦」を中心にストーリーが展開する。

　宮崎さん、玉木さんのほか、新次郎の父・白岡正吉役を近藤正臣さん、新次郎の母・よの役を風吹ジュンさんが演じる、はつの夫・眉山惣兵衛（まゆやま・そうべえ）役で柄本佑さん、ヒロインの祖父・今井忠政（いまいただまさ）役で林与一さん、惣兵衛の両親役で辰巳琢郎さんと萬田久子さんが出演することも決定。三宅弘城さん、山内圭哉さん、野々すみ花さんの出演も発表された。

　会見で宮崎さんは「こうしてキャストの方のお顔を見て『いよいよ始まるんだな』という実感がやっと湧きました。楽しんで、良い作品になるよう一生懸命頑張ります」と語り、最近は稽古（けいこ）で大阪に通っているという波瑠さんは「どんどん課題が出てきて不安になる時もあって、頑張らなきゃと毎日思っているんですが、今日こうして周りのキャストの皆さんに会えて、『大丈夫だ、頑張ろう』という気持ちになりました。この皆さんと一緒に、日本の朝を元気にできるようなドラマを作れれば」と意気込んだ。

　ドラマは9月28日～16年4月2日、全156回の放送を予定。