西岡良仁選手&ダニエル太郎選手:デビスカップ前に意気込み 「新しい歴史を味わいたい」

(写真左から)内山靖崇選手 写真:アフロ、ダニエル太郎選手、西岡良仁選手、マクラクラン勉選手 Getty Images
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(写真左から)内山靖崇選手 写真:アフロ、ダニエル太郎選手、西岡良仁選手、マクラクラン勉選手 Getty Images

 テニスの西岡良仁選手とダニエル太郎選手が、2月1日から中国の広州オリンピックテニスセンターで行われる男子テニス国別対抗戦「デビスカップ」の予選ラウンド「中国対日本」に出場する。西岡選手は「チームに貢献できるように頑張りたい」、ダニエル選手は「今回勝って新しいデビスカップの歴史を味わいたい」と、それぞれ意気込みを語った。

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 これまで、1年をかけて16カ国によるトーナメント戦を行っていた「デビスカップ」は、2019年から新フォーマットに変更。今回から2月に予選、11月にファイナルズを開催する。24カ国が出場する予選では、初日にシングルス2試合、第2日にダブルス1試合とシングルス2試合を行い、先に3試合を制した国の勝利となる。各対戦に勝利した12カ国がファイナルズに進出。そこに前年度ベスト4の4カ国と、ワイルドカードとして2カ国が加わった18カ国によって争われる。西岡選手、ダニエル選手のほか、綿貫陽介選手、マクラクラン勉選手、内山靖崇選手も日本代表として出場する。WOWOWでは期間中、試合の模様を生中継する。

 ◇西岡良仁選手

 --今回は先陣を切りますが?

(デビスカップでは)初めて第1試合に入ります。少し緊張もあります。流れがどうなるか、重要な初戦なので、まず勝利をして次のダニエル選手につなげたいです。

 --去年のプレーオフと同様、ダニエル選手とのシングルス2枚看板ですが?

 僕たちはツアー経験も豊富で、全豪でも良い戦いができました。今年始まって、かなり良い状態で進めてきています。現在の調整も良い感じでできていますし、明日からも良いプレーができると思います。

 --中国チームの印象は?

 ハードヒットする選手が多い印象です。何度か対戦があり、お互いを熟知していると思います。ランキングこそそこまで高くはないですが、ポテンシャルや実力は高いと思っています。ここは中国でアウェーでもあるので、いろんな面でも彼らに分があるとも思います。彼らもベストのプレーになってくると思いますので、タフな一戦一戦になってくると思います。

 --デビスカップの新フォーマットについての印象は?

 新しいフォーマットで5セットでもないので、早く終わってしまう感じがするかもしれません。基本の(ツアーの)大会は3セットなので問題はないとも思います。勝ったら次が11月というのも、ツアーを回っている僕たちからするとありがたいことです。体の疲労も考えると助かります。選手のことを考慮してくれたものなのかなと思っています。

(5セットでなくなるのは)少し寂しい部分はありますが、1年を通して戦っているので、全豪のあとすぐに5セットを戦うのは疲労もたまって、怪我のリスクも高まると思います。選手にとっては良いことだと思います。

 --意気込みは

 ランキングこそ僕らの方が上ですが、(中国は)侮れない存在であると思います。プレーするときにはしっかり集中して、チームの一員としては応援して、チームに貢献できるように頑張りたいと思います。

 ◇ダニエル太郎選手

 --デビスカップの新フォーマットについての印象は?

 僕は本当に良いと思います。前のデビスカップでは、良い雰囲気になったりはしていましたが、他の大会への(体の)ダメージが大きかったので。今回からはそこまでのダメージはなくなると思います。スケジュール的には(短くなった)その1日はとても大切なものです。(新しくなり)どれくらいの人が見てくれるのか、などリスクはあると思うのですが、良い変化だと思います。

 --2016年のイギリス戦以来のアウェー戦となりますが?

 少し違う緊張があります。ずっと日本でやっていると、普通の練習から試合に入るという感じですが、ここ(アウェー)だと最初から「大会の会場に来たな」という緊張感があります。

 --中国チームの印象は?

 背が高くて、体形も大きいパワフルな選手たちです。ビッグサーバーで、フォアハンドもバックハンドもバコバコ打ってきて、コートも少し早いコートなので危ない選手たちだと思います。

 --練習をしてみて、コートの感触は?

 結構速いです。オーストラリアからずっと速いコートではあり、驚きはないですが、(ここも)結構速いコートです。(ボールは)あまり弾まないです。

 --去年のプレーオフと同様、西岡選手とのシングルス2枚看板ですが?

 西岡選手は頼もしい選手です。シングルスでは勝つべき試合では勝ってくれるという安心感もあります。一緒にツアーを回っている選手でもあるので、彼とデビスカップに出られるのは、安心感があります。

 --意気込みは

 明日からタフな試合になります。11月は新しいフォーマットになるので楽しみですし、今回勝って新しいデビスカップの歴史を味わいたいです。

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