田中圭:冷徹なインテリヤクザに! ムロツヨシを追い詰める

7月スタートの連続ドラマ「ドラマ24『Iターン』」で冷徹なインテリヤクザ役を演じる田中圭さん(C)「Iターン」製作委員
1 / 6
7月スタートの連続ドラマ「ドラマ24『Iターン』」で冷徹なインテリヤクザ役を演じる田中圭さん(C)「Iターン」製作委員

 俳優の田中圭さんが、7月スタートの連続ドラマ「ドラマ24『I(アイ)ターン』」(テレビ東京)で、冷徹なインテリヤクザ役で出演することが21日、分かった。ドラマはムロツヨシさんと古田新太さんのダブル主演作で、田中さんは、古田さん演じる昔気質なヤクザの親分・岩切と対立する竜崎組の若き組長・竜崎剣司役を担当する。

あなたにオススメ

 ドラマは、福澤徹三さんの小説(文春文庫)が原作。広告代理店に勤める営業マンの狛江光雄(ムロさん)は、左遷で地方の小さな支社に異動を命じられ、単身赴任することに。しかし、赴任した先は、ヤクザが行き交う“修羅の街”だった。個性の強い2人の組長の間にはさまれ、一度の仕事のミスが、人生を大きく変える受難の日々が始まる。毎話、究極の選択を迫られる“日本で一番不幸な男”狛江の姿が描かれる。映画「下衆の愛」「獣道」などの内田英治さんが全話の脚本・監督を担当する。

 日本テレビ系で放送中の原田知世さんとのダブル主演ドラマ「あなたの番です」(日曜午後10時半)では、無邪気な“年下夫”を演じ、SNSでは「あざといほど可愛い」など話題を集める田中さん。「Iターン」では、“冷徹で計算高い頭脳派ヤクザ”として、昔気質の岩切とは全く違う新しいやり方でのし上がり、バチバチと火花を散らしていく。サラ金「ドラゴンファイナンス」の社長でもあり、ムロさん演じる狛江に対し、アメとムチを使い分け、言葉巧みに利用し、追い詰める……という役どころ。田中さんが、テレビ東京のドラマに出演するのは、2016年放送のドラマスペシャル湊かなえサスペンス「望郷」以来、約3年ぶり。

 また、古田さん率いる岩切組の個性的な組員も公開され、桜井勇一役で毎熊克哉さん、西尾誠次役で塚原大助さん、牛窪克弥役で菊池均也さん、伊丹義三役で森羅万象さんが出演する。ドラマは7月から毎週金曜深夜0時12分に放送。

 田中さん、ムロさん、古田さんのコメントは以下の通り。

 ◇田中さん

 僕が演じる竜崎は、分かりやすい言葉で言うとインテリヤクザ。こういう役は久々だったのと、ムロツヨシさんや古田新太さん、他にも知っている人がいたので、楽しそうだなと思いました。

 ムロさんとは、実は現場でお会いしたことがなかったので、お会いできてすごくうれしかったです。“ムロ節”を生で体感できて面白かったのですが、ムロさん得意のアドリブをもう少し堪能したかったなと思います。作品自体はコメディー要素がすごく強い作品なんですけど、僕とムロさんのシーンは毎回僕が脅しているので(笑い)。

 新太さんは、こういう役を相当数やられているので、そんな新太さんに同じヤクザ役としてなんとか対峙(たいじ)できるように、気持ちの面では負けないよう意気込みを持って現場に臨みました。

 脚本を読んだだけでも、完成を楽しくイメージできる作品だったので、きっとそれ以上に僕のイメージじゃ足りないところが面白く追加されて、笑ってもらえるんじゃないかなと思います。主人公が、周りの人たちに強く言えずにどんどん巻き込まれていってしまう様子を、イライラするのか、面白おかしく見てくれるのか、それは皆さん次第ですが(笑い)。そんな主人公をムロさんがきっとすごく愛せるようなキャラクターにしているので、皆さんで愛していただければなと思います。

 ◇ムロさん

 田中圭くんと初めてお芝居したのですが、やっとだなという感覚があり、うれしかったです。僕は“嫉妬”を褒め言葉として使うんですけど、彼は、嫉妬するくらいのお芝居の感覚を持っていると思います。間だったり、面構えだったり……。

 今回は、そんな彼にガンガンすごまれて“やられる”という役なので、この関係性ならではの「会話」というものを成立させたいし、それをしてくれる役者さんだということは間違いないです。

 ◇古田さん

 圭ちゃんとはピストルの撃ち合いをして2人でぶっ飛ぶというシーンがありました。今まで共演してもそんなに絡むことがなかったので、同じ画角でピストルの撃ち合いをしたのが楽しかったです。

写真を見る全 6 枚

テレビ 最新記事