俳優の賀来賢人さんが、MBS・TBS深夜の「ドラマイズム」枠で2月下旬から放送される連続ドラマ「死にたい夜にかぎって」で主演を務めることが1月19日、明らかになった。ドラマは、女性に振り回され続けたどうしようもない男の半生を描く。
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ドラマは、ウェブサイト「日刊SPA!」で掲載された連載エッセーを「恋愛エピソード」を中心に再構築した爪切男(つめ・きりお)さんの同名小説(扶桑社)が原作。爪さんの実体験が基になっており、幼くして母に捨てられた男・小野浩史が、さまざまな女たちとの出会いを通じ、少しずつ笑顔を取り戻していく、もの悲しくもユーモアあふれる物語。
監督は、ドラマ「アンナチュラル」「毒島ゆりこのせきらら日記」「リバース」(いずれもTBS系)などを演出した村尾嘉昭さん。賀来さんとはドラマ「Nのために」(TBS系)でもタッグを組んでおり、信頼関係があるという。脚本は「俺のスカート、どこ行った?」(日本テレビ系)などの加藤拓也さんが担当する。
ドラマはMBSで2月23日から毎週日曜深夜0時50分、TBSで同月25日から毎週火曜深夜1時28分に放送。
このたび、「死にたい夜にかぎって」小野浩史役をやらせていただくことになりました。20歳のときに、若造の私をよく叱ってくれた、当時、助監督だった村尾監督。かれこれ10年のお付き合いとなります。お互い大人になり、やっと一緒に作品を作る機会をいただきました。そこに、最高に切なくて笑える、爪切男さんの実体験を基にした作品。脚本には、才能があふれすぎている加藤拓也さん。いい予感しかしません。スタッフ、キャスト全員で皆様に良い作品を届けられるよう頑張ります。
この面白かなしい物語を、どうしようもなく愛してしまいました。主人公には悲惨な出来事ばかり起こるのに、つらいことの中にも楽しいことを見つけて笑っています。もしかしたら主人公は新しいタイプのヒーローなのかもしれません。カッコよくもないし、すぐ裏切るし、弱いし、悲惨でかわいそう。なのにちゃんと笑って生きる姿が、もしかしたら誰かを救うかもしれない。そう思いながらこの物語の主人公を想像したとき、多彩な表情と特に笑顔がとてもすてきな賀来賢人さん以外にはあり得ませんでした。一緒にたくさん笑って最高のドラマにしたいと思います。死にたい夜に、笑いと感動をお届けします!
原作を忠実になぞるだけの映像化は嫌です。ドラマでしかできない表現方法を存分に使って、原作無視で好き勝手にやってください。どれだけメチャクチャしても、私が作品の中に込めた一番大切なテーマは村尾監督が守ってくれるはずです。そして今、好き勝手やらせたら日本で一番面白いであろう賀来賢人さんが主演です。もう期待しかないです。
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