教場:木村拓哉の“最恐”教官が帰ってくる! 2021年新春に第2弾放送決定

スペシャルドラマ「教場」主演の木村拓哉さん(C)フジテレビ
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スペシャルドラマ「教場」主演の木村拓哉さん(C)フジテレビ

 今年1月4、5日に2夜連続で放送された木村拓哉さん主演のフジテレビ開局60周年特別企画新春SPドラマ「教場」の第2弾が、2021年の新春に2夜連続で「教場2」(仮)として放送されることが8月30日、明らかになった。木村さんが主演を務めた単発ドラマのシリーズ化は、今作が初めてとなる。前作は2夜連続で個人全体視聴率9.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・4日の世帯視聴率は15.3%、5日は15.0%)を獲得。後編放送直後から、番組の公式ホームページやSNSなどで「続編に期待」「早く続編見たい!」「ぜひ続編を!」など、続編を希望する声が上がっていた。

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 ドラマは長岡弘樹さんのベストセラー小説(小学館)が原作。警察官を目指す人たちが通う警察学校の教室“教場”を舞台に、木村さん演じる右目が義眼の冷徹無比な教官の風間公親(きみちか)と、よこしまな思惑を持つ生徒たちの姿を描く“警察ミステリー”。

 木村さん演じる警察学校“最恐”の教官・風間は、ほかを寄せ付けることすら許さないすごみのある立ち居振る舞いで、生徒たちを恐怖で震え上がらせる冷酷無比な教官。生徒がトラブルを抱えた途端、退校届を突きつける非情にも思える行動を取る風間だが、それは警察学校を“適性のない人間をふるい落とす場”と考えているため。前作では、木村さんの「新境地」という評価が目立った。

 脚本は「踊る大捜査線」シリーズの君塚良一さん、演出は木村さんも出演した「若者のすべて」「眠れる森」「プライド」などの中江功さんが引き続き担当する。

 前作後編のラストシーンでは伊藤健太郎さんや三浦貴大さん、上白石萌歌さんらが登場しており、新作への出演に注目が集まる。追加キャストは後日発表される。クランクインは9月を予定。

 ◇木村拓哉さんのコメント

 ーー「教場2」(仮)の放送が決まった時の思いをお聞かせください。

 (『教場』第1弾を)年明け早々にこういう空気感のドラマを放送することが当初はどうなんだろうか……?と疑問に思っていましたが、監督をはじめ、制作陣のモチベーションの高さ、挑戦の形がしっかり作品に投影できていたことが、見てくださった方に伝わったのかなと思います。制作サイドが“いける”と思って作るモノと、視聴者の方が見たいと思ってくださり、制作がそれに応えて作るモノなど、いろんなパターンの作品がある中で、今回は視聴者の方からのお気持ちとこちら(制作)の気持ちのバランスが非常に取れたことで、今作をスタートできることになったのではないかなと思います。

 ーー前回の「教場」の撮影・放送の反響など振り返っていただけますでしょうか?

 風間公親という男のキャラクターにすごく特徴があるので、見てくださった反響をじかに自分に届けてくださる方の多さにびっくりしました。(ドラマの)内容が内容なので放送直後に、実際に勤務されている警察官の方々を見かけたときに、自分は私生活を送っているだけなんですが、警察官の方々から“あ、キムタクだ!”じゃなくて、“あ、風間教官だ!”というような目で見ていただけて、現職の方々にそういうふうに捉えていただけたことがうれしかったですね。一応、僕らがやっているのはフィクションですが、少しでも面白いエンターテインメントをこれから作るにあたって、いろんなさじ加減が必要になると思いますので、そのさじ加減を見ながらバランスよく作っていきたいです。

 ーー改めて、風間公親という男についての印象や役に対する思いは?

 僕自身、原作を読ませていただいて、風間公親は“すごく偏った真心を持っている人”。愛情的にも偏っているし、真心も本気もすべてが偏っています。ですが、見返りを一切求めない、風間公親というキャラクターは、笑顔はないですが、すごくいとしい人だなと思います。演じたからこそ、よりそう思えるのかもしれません。立場上教官なので、不完全な人間を世の中に送り出すことはできない、送り出したくはないという思いが人一倍強いのだと思います。

 ーー生徒役の皆さんの印象はいかがですか?

 生徒役の皆さんが訓練されているところに今日初めて立ち会わせていただきました。今回も彼らの魅力や輝き、集中力だったりの力を借りることになると思います。生徒の皆さんは“なんでこんなこと(厳しい訓練)をやらされないといけないんだろう?”と、思っていると思いますが……(笑い)。でもそこは切り替えていただいて、前回の198期に負けない期にしていただきたいなと思います。

 ーーコロナ禍での撮影になりますが“チーム教場”でどんな「教場2」(仮)を作っていきたいですか?

 正直な話、「教場」の次作があるかもしれないといううわさ話が自分の耳に届いた時点では、“この状況で最後までやり通せるだろうか”というのが最初の思いでしたが、自分が一番好きではない“やる前からできないと決めつける”というのは違うと思い、出演者・スタッフが力を合わせ、全てに対して本気でやるしかないと思っています。

 ーー「教場2」(仮)の放送を楽しみにしている視聴者に向けメッセージをお願い致します。

 やると決まった以上は全力で取り組ませていただきますので、皆さんにお届けできるようにやり切りたいと思います。

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