俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第43回「闇に光る樹(き)」が1月31日に放送され、前週第42回「離れゆく心」(1月24日放送)の密会に続き、光秀(長谷川さん)と家康(風間俊介さん)の親密な姿が描かれた。
ウナギノボリ
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信長(染谷将太さん)と共に武田を攻め滅ぼした家康は、光秀と再会。駿河を治めることになった家康は、近江と丹波を統治する光秀に「国がまとまらず、戦ばかりに目が行く世では困るのです。どうすれば国が落ち着くか、穏やかな世になるか、よき知恵があれば、ぜひお教え願いたいのです」と教えを請う。
そこで光秀は、「戦は他国の領地を奪うことから始まります。己の国が豊かで、人並みに暮らせるところであれば、他国に目を向けることはないはず。それゆえ、己の国がどれほどの田畑を有し、作物の実りがどれほど見込めるのか、正しく検地を行い、それに見合った人の使い方をし、無理のない年貢を取る。まずはそこから」と説明する。
別れ際、「今日はよいお話をうかがえました」と笑顔を見せる家康だったが、安土城で開かれる戦勝祝いの饗応役(きょうおうやく)を光秀に頼むと、急に真顔になり「信長様は私にはまだまだ怖いお方です」と警戒心を強める……。
SNSでは「後の天下人家康が統治方法を光秀に習う。フラグじゃ」「光秀と家康のくだりは、光秀=天海説を多少は匂わせているのかなあ」「家康は統治の仕方を光秀に聞くって、なにその天海フラグ」「光秀に太平の世の教えを請う家康。これは天海フラグ」などと視聴者は反応。次週最終回「本能寺の変」(2月7日放送)に向けて、「今日の家康と話す十兵衛見て天海説納得、てゆーか天海でよくない」「ワタシ的には光秀=天海説を推したいんだよね、十兵衛が落命するシーンは絶対に見たくない」「せひ天海説のラストが見たい。家康と一緒に麒麟を連れてきてほしい」といった声も上がっていた。
なお、家康に仕える菊丸役の岡村隆史さんは、ドラマの公式ツイッターでコメントを発表。「菊丸はどこかで殺されていなくなるのでは……とずっと心配していましたが、ありがたいことに最後まで生き残れました(笑い)。最終回では、光秀さんからとても大切なメッセージを託されます。ご期待ください」と視聴者に呼びかけている。
「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル作。ドラマでは謎めいた明智光秀の前半生にも光を当て、戦国の英傑たちの運命も描く。2月7日の最終回は15分拡大版となる。
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