ザ・ロイヤルファミリー
Episode9「鐙~あぶみ~」
12月7日(日)放送分
アガサ・クリスティーの小説を翻案し、三谷幸喜さんが脚本を手がけるスペシャルドラマシリーズの第3作「土曜プレミアム『死との約束』」(フジテレビ系)が3月6日午後9時から放送される。本作で、低いトーンで淡々と事件を推理する主人公の名探偵・勝呂武尊(すぐろ・たける)を演じ、「3回目にして投球方法が定まってきた」と語る狂言師の野村萬斎さんに役への思い入れや女優の鈴木京香さんとの初共演の感想、今作の見どころなどについて聞いた。
あなたにオススメ
朝ドラ:来年度後期は「ブラッサム」 主演は石橋静河 モデルは…
スペシャルドラマシリーズは、2015年に「オリエント急行殺人事件」、2018年に「黒井戸殺し」が放送され、今回が3作目となる。「死との約束」は、アガサ・クリスティーが1938年に発表した長編小説。
ドラマでは、原作の名探偵エルキュール・ポアロにあたる勝呂が難事件を解決する様を描いている。萬斎さんは演じている勝呂について「憎たらしいとか露悪的なところがあったり卑怯だったりする」と説明し「かっこいい系の探偵とは違いますが、どこか正義感を持っているキャラクターなのが魅力的だなと、今回、改めて感じました」と語る。
勝呂は、スーツやコートをビシッと着こなし、七三分けのヘアスタイルで口ひげを蓄えたビジュアル。萬斎さんにとってこれらのアイテムが演技の助けになっているという。第1弾の「オリエント急行殺人事件」の撮影では、ひげを付けての撮影に「リアリティーがない」と苦笑いしていた萬斎さんだが、3作目にもなると「ひげを付けると、あごがしゃくれてきて、(自然と勝呂みたいな)口調になってきますね(笑い)」と役へのなじみを明かした。
そんな萬斎さん扮(ふん)する勝呂が今回挑む事件は、遺体となって発見された本堂家の夫人(松坂慶子さん)の死の謎だ。「死との約束」は、1988年に俳優のピーター・ユスティノフさんが主演し、マイケル・ウィナー監督がメガホンをとって「死海殺人事件」というタイトルで映画化されたが、日本で映像化されるのは初めてだ。
昭和30年の熊野古道に舞台を移して描き、勝呂が休暇で訪れていた熊野古道で一風変わった一家・本堂家の人々と知り合うところから始まる。本堂家は家族全員で日本中を旅しているというが、独裁者のような夫人に一家が支配されているかのようだった。ある日、その夫人が遺体となって発見される。病死が疑われる中、勝呂が夫人の右手に注射針の痕を見つけたことをきっかけに、勝呂の名推理が始まっていく……という展開だ。
勝呂の“運命の女”で婦人代議士の上杉穂波を鈴木さんが演じる。今作が初共演となる鈴木さんについて、萬斎さんは「はつらつとしていて明るい方だと分かりました。とてもファンになりました」と明かし、ドラマを「華やかに彩ってくださいました」と語った。
本堂家の面々は、夫人役の松坂さんをはじめ、山本耕史さん、シルビア・グラブさん、市原隼人さん、堀田真由さん、原菜乃華さんが演じる。比嘉愛未さん、「我が家」の坪倉由幸さん、長野里美さん、阿南健治さんらも出演する。
萬斎さんは、豪華な共演者とのせりふのキャッチボールが見どころと語りつつ、「旅行と家族がテーマになっています。人と人との旅の面白さと同時に、旅行のよさを感じていただけたらなと思います」と声を弾ませていた。
俳優のキムラ緑子さんが、12月10日午後1時放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演する。
12月9日に最終回を迎えるTBS系ドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」(火曜午後10時)。約4カ月におよんだ撮影がクランクアップを迎え、山岸鮎美役の夏帆さん、海老原勝男役の竹内…
高石あかりさん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ばけばけ」(総合、月~土曜午前8時ほか)は、第11週「ガンバレ、オジョウサマ。」を放送。12月10日の第53回では……。
タレントの今田耕司さんとフリーアナウンサーの福澤朗さん、元「櫻坂46」の菅井友香さんがMCを務めるバラエティー番組「開運!なんでも鑑定団」(テレビ東京系、火曜午後8時54分)。1…
仲野太賀さん主演で、2026年1月4日放送スタートのNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」の新キャストが12月9日、発表され、竹中直人さん、大倉孝二さん、宮川一朗太さんら新キャスト10人…