吉高由里子:TBS「金曜ドラマ」初主演 社長役で「不安はあります」 「リバース」制作陣のラブサスペンス

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10月スタートの連続ドラマ「最愛」で主演を務める吉高由里子さん(C)TBS

 女優の吉高由里子さんが、10月からTBS系の「金曜ドラマ」枠(金曜午後10時)で放送される連続ドラマ「最愛」に主演することが8月14日、分かった。吉高さんが同枠のドラマで主演を務めるのは初めてで、今作では、主人公で殺人事件の重要参考人となった実業家・真田梨央を演じる。初めて社長を演じるという吉高さんは「少なからず不安はありますが、スピード感のあるストーリーと、どんな結末へ向かっていくのか、私自身楽しみながら、信頼できるスタッフ、キャストの皆さんと一緒に、真田梨央という役を精いっぱい演じたい」と語っている。

 ドラマは、梨央、梨央の初恋相手で事件の真相を追う刑事、あらゆる手段で梨央を守ろうとする弁護士の3人の姿をオリジナルで描くラブサスペンス。新井順子プロデューサーが手がけ、脚本を奥寺佐渡子さんと清水友佳子さん、演出を塚原あゆ子さんが担当と、2017年4月期に同枠で放送された「リバース」の制作陣が再集結して制作する。

 2006年、梨央が青春時代を過ごしていた田舎町で失踪事件が発生。15年後、時代をリードする実業家となった梨央の前に事件の関係者が現れる。封印したはずの事件が再び動き出し、過去の失踪事件が現在の殺人事件へとつながっていく……というストーリー。

 梨央は、将来の目標をかなえるために東京の大学の薬学部に進学。30歳で母親が経営する真田ホールディングスの関連会社「真田ウェルネス」の代表取締役に就任し、「世界を変える30代の社長」に選ばれるなど、世間から注目を浴びている。一方で、過去の失踪事件から現在の連続殺人に至る一連の事件の重要参考人となる、という役どころだ。

 コメントは以下の通り。

 ◇吉高由里子さん

 今作は、企画の段階から資料を読ませていただいたりしていたのですが、オリジナルドラマはこんなにも生みの苦しみがあるんだなと改めて感じました。一つの作品を生み出すこと、そして全員が同じ方向に進んで作品を作っていくという作業は本当に大変なことですが、皆がオリジナル作品に挑んで良かったと思えるようなゴールになればうれしいです。

 また、今回初めての社長役ということで、少なからず不安はありますが、スピード感のあるストーリーと、どんな結末へ向かっていくのか、私自身楽しみながら、信頼できるスタッフ、キャストの皆さんと一緒に、真田梨央という役を精いっぱい演じたいと思います。

 ◇新井順子プロデューサー

 これは誰にも言ったことはないのですが、初恋を絡めたオリジナルサスペンスを作ろうと思ったきっかけは、2019年に放送した「わたし、定時で帰ります。」で吉高さんと出会ったことがきっかけでした。

 「定時」で吉高さんが演じた結衣は、軽やかで自分らしく生きる女性。まさに吉高さんそのもの。ピッタリなキャスティングだと思っていたある日、結衣が倒れている彼氏を発見して救急車を呼ぶシーンがありました。そこでの吉高さんの緊迫感ある表情を見たとき、ゾクッとしました。吉高さんにはまだ見たことのない姿があるのではないか? 「かなわない恋をしながら追いつめられ、守るべきもののために苦悩していく吉高由里子」。そんなストーリーが頭に浮かびました。もちろん、吉高さんにオファーを受けてもらえるかは分からないのですが(笑い)。

 そんなこんなで、2年練ったオリジナルサスペンスが「最愛」です。私の頭にあった吉高さんは現実となり、今はどんなふうにキャラクターを動かしてくれるのかとワクワクしています。そして脚本は、奥寺さんと清水さん。私の心の支えでもあります。今までもサスペンスを一緒に作ってきましたが、今回はまた一味違った作品にできればと思います。

 物語の説明を詳しくしてしまうと、先入観が邪魔をして楽しめないと思うので、あえていたしません! 登場人物たちが、“最愛のもの”のために、どのように動き、どんな感情が生まれ、何が起こるのか? サスペンスストーリーの中に、家族愛や初恋などのラブ要素を織り交ぜ、“最愛”をテーマにした人間ドラマです。ぜひお楽しみください!

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