良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
福原遥さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「舞いあがれ!」(総合、月~土曜午前8時ほか)で、ヒロイン・岩倉舞(福原さん)の父・浩太を演じている高橋克典さん。「実生活では男の子の父」という高橋さんが、岩倉家の子どもたちについて語った。
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高橋さん演じる浩太は、東大阪の町工場を経営する二代目社長。元は重工メーカーに勤めて飛行機を製作する夢を抱いていたが、父が病死したため退職し、ネジを作る工場を継いだ。娘の舞とは、互いに飛行機好きで、同志のような間柄になっていく。
高橋さんは演じる浩太について、「どこにでもいるような優しいお父さん。子を持つ親だったら大概分かち合えるような気持ちが描かれています」と紹介する。
浩太にはめぐみ(永作博美さん)との間に、舞(福原さん)とその兄・悠人(はると、横山裕さん)の2人の子がいる。
高橋さんは「撮影していて印象的だったのは、舞の初めての反抗期のシーンですね。過干渉気味の親に今まで反抗してこなかった娘が、閉じ込めていた自分を出してくる場面です。僕は反抗されている側だけど、涙が出そうになるほど娘の成長がうれしくなってしまって。でも、監督からは違う演出がきました(笑い)」と明かす。
反抗期のシーンについては「何より、ヒロインの福原遥さんが本当に素晴らしく、とてもいいシーンになったと思います」といい、「実生活で僕は男の子の父なんですが、娘さんを持つパパ友の気持ちをこの現場で疑似体験しましたね。娘ってこんな感じか!と分かったので、娘さんの可愛さに気苦労が絶えないパパ友と東京で飲みました(笑い)」と語る。
「指先一つで億稼ぐ」と大学生のころから投資家として金稼ぎに野心を燃やし、夢を持ってこつこつ稼ごうとする浩太とは折り合いが良くない息子の悠人に対しては、「まあ……あんなもんでしょう(笑い)。父と息子はあれでいいんじゃないかな。僕、刃向かわれるのが嫌いじゃないんですよ。自分の若いときだってそうだったし。親に反抗して後に引けなくなるのも悪いことじゃないし、親が飲み込んだ言葉や思いはそのうち自分も知ることになる、と脚本で巧妙に描かれています」と理解を示している。
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