俳優の小栗旬さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(総合、日曜午後8時ほか)第45回「八幡宮の階段」が11月27日に放送され、息子の実朝(柿澤勇人さん)と、孫の公暁(寛一郎さん)を相次いで亡くし、悲しみに暮れる政子が泣き崩れるシーンが登場した。
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同回では、雪の鶴岡八幡宮での惨劇が描かれ、公暁が、源仲章(生田斗真さん)と実朝を次々と殺害。ドラマの放送開始からわずか10分の出来事で、その後、公暁は「四代目鎌倉殿」を名乗るも、謀反人となり、最後は、三浦義村(山本耕史さん)に背後から刺され、命を落とした。
その後、政子はそばにいた時房(瀬戸康史さん)を外させ、一人となると小刀で自らを刺そうとする。そこに現れたのは雑色のトウ(山本千尋さん)。トウは政子の背後から忍び寄ると、「ならぬ」と自害を阻止。政子はトウに「なら、あなたが殺して」と頼むも、トウからは「自ら死んではならない」と告げられ、泣き崩れた。
堰(せき)を切ったかのように、体と声を震わせ慟哭する政子の姿は、「政子、やっと泣けた…」「政子、やっと泣けた…」「政子さんつらすぎる…」政子の心中の寂寥(せきりょう)はいかばかりか。かわいそうに」などと視聴者の胸を締めつけた。
また政子とトウとの邂逅(かいこう)については、SNSでは「トウが政子を救うなんて」「ここでまさか尼御台とトウちゃんがつながるとは」などの驚きの声が上がったほか、「政子はトウと初対面なのに何か心が通った気もするし、今後政子の配下になるような気が、しないでもない」「ここで二人を引き合わせること……これ今後、何かの伏線になるのかな」「トウがまだ生きてるってこと。政子とトウが会ったということ。これ、トウが今後、誰かの指示で誰かを暗殺する、てことなのかな」と期待の声も上がっていた。
「鎌倉殿の13人」は61作目の大河ドラマ。脚本は、2004年の「新選組!」、2016年の「真田丸」に続き3度目の大河ドラマ執筆となる三谷幸喜さんで、後の鎌倉幕府の二代執権・北条義時(小栗さん)が主人公。野心とは無縁だった若者が、いかにして武家の頂点に上り詰めたのかを描く。
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