良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
松本潤さん主演の2023年NHK大河ドラマ「どうする家康」(総合、日曜午後8時ほか)のの第2回「兎と狼(うさぎとおおかみ)」が1月15日に放送され、杉野遥亮さん演じるが榊原康政(小平太)が、松本さん扮(ふん)する松平元康(後の家康)に、「厭離穢土欣求浄土(おんりえどごんぐじょうど)」の意味を教える姿が描かれた。
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「厭離穢土欣求浄土」とは、「汚れた世を浄土にすることを目指せ」の意が込められ、生涯を通じての家康の精神的な支えとなり、徳川家の旗印になる。松平家を見守る菩提(ぼだい)寺の住職・登譽上人(とうよしょうにん、里見浩太朗さん)の教えとされる。
杉野さんは「史実と異なるので意外でした! 史実では、上人様(登譽上人)が『厭離穢土欣求浄土』という言葉を家康に教えたと言われていますが、今回は、小平太にそういう役割を与えていただいて。やっているときはあまり深く考えていなかったのですが、あとあとになって、これは大きなことだったと思いました。後に、家康が旗印に掲げる言葉ですから。もちろん(脚本の)古沢良太さんの創作ですけれど、意外と、そういう大事なところを持っていく人だと思っています(笑い)」とシーンを振り返った。
元康が自害しようとする緊迫した場面に介入してきた小平太。杉野さんは「緊張しました。元々、このシーンを一連で撮るとは思っていなかったんです。だから現場に来て『まさかの一連!?』って思いながら、障子の裏で、ずっと殿(家康)と平八郎(本田忠勝、山田裕貴さん)の会話を聞いていました。途中で足、つるかと思いました」と笑う。
「ただ、一連で撮ったからこそ、あの緊迫した場面に飛び込んでいく小平太のリアルな気持ちを感じられたかもしれません。でも、あの状況で突っ込んでいけるのが小平太というか、家臣団の中で、いちばん飄(ひょうひょう)々としているのが小平太かなと。僕自身は、『いいな、小平太』って思っています」と語った。
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