良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
金曜ドラマ「ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と」(TBS系、金曜午後10時)に出演する人気グループ「なにわ男子」の藤原丈一郎さん。同じ電車に乗り合わせた乗客たちが突然、未来の荒廃した世界にワープし、極限の環境下でサバイバルする姿を描く作品で、藤原さんは明るく口達者な関西出身の専門学生・米澤大地を演じている。ゴールデン・プライム(GP)帯の連ドラ出演は初となる藤原さんに、撮影で感じた思いを聞いた。
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ドラマは、「恋はつづくよどこまでも」「着飾る恋には理由があって」(共に同局系)などを手がけた脚本家、金子ありささんによるオリジナル作品。8時23分、いつもと同じく都心に向かう電車の一両が、未来の荒廃した見知らぬ世界にタイムスリップ。同じ車両に乗り合わせた見ず知らずの客たちは水も食料もない極限状況に直面しながらも、元の世界に戻ろうと奮闘する。
藤原さん演じる米澤は、ゲームやイラスト、マンガなどのポップカルチャーを学ぶ専門学校の学生。極限の状況下でもどこか陽気で、そのポジティブな明るさで皆の心を和ませる乗客イチの愛されキャラだ。
そんな米澤を演じるにあたり、常に場を明るくしようと意識しているという藤原さん。「よくしゃべって、明るいというのは、ほぼ藤原丈一郎(笑い)。そういうところでぴったりの役なのかな」と感じている。
一方で、水も食料もない極限状態での“疲労度”を表現することに苦労もあるといい、「『米ちゃんは元気』というイメージがあるので、ついつい元気にしちゃうと、『さすがにそこまで元気じゃないかも』と監督からご指摘をいただいたりもします。それと、同じ車両にいるみんなで疲労度の波を合わせないといけないので、それは最終回まで苦労する部分なのかな」と話す。
藤原さんいわく「カットがかかった後は、劇中で本当に大変なサバイバルをしているのか分からなくなるくらいのわちゃわちゃ感がある」という撮影現場。カリスマ美容師・萱島直哉を演じる山田裕貴さんと、消防士・白浜優斗役の赤楚衛二さんからは、関西弁を違うイントネーションで言われ、惑わされることもあるといい、「本番が始まるギリギリ前まで“エセ関西弁”で話してきて。クレームを言いたいくらいです!(笑い)」
ドラマでは、井之脇海さん演じる大学院生の加藤祥大とは、徐々に絆が深まっていく米澤だが、撮影現場でも井之脇さんとは距離が縮まっている。「『二人めっちゃ仲いいじゃん!』って、まわりの方たちが微笑ましく僕らを見ていて。それをいつもニヤニヤ見ているのが赤楚さんです(笑い)」と明かす。
座長・山田さんについては、“ついて行きたい存在”だと明かす。「レギュラー乗客の方が総勢50~60人いるのですが、皆で撮影するときに舵を取ってくださったり、山田さんが出ていないシーンも映像をチェックしたりして、『もっとこうなんじゃない?』とアドバイスをくれたり……」と話す。
「とくに感動したのが、撮影が終わった後、エキストラの方に『どうぞ』と言って先に帰ってもらって、山田さんが一番最後に帰っていたんです。そういう姿を見るとついていきたくなるというか、めちゃくちゃ人として尊敬できる」と続けた。
最後に、藤原さんは「日常生活の中で、“当たり前”が“当たり前じゃない”と改めて気づけることがこの作品にはたくさんあると思うので、放送を楽しみにしていただけたら」と視聴者に呼びかけた。
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