俳優の岸井ゆきのさんが、よしながふみさんの人気マンガを実写化したNHKの「ドラマ10『大奥』」のシーズン2「幕末編」に和宮役で出演することが明らかになった。

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　和宮は公武合体政策のため男装し、14代将軍・家茂（志田彩良さん）に嫁いでくる帝の妹宮。降嫁を拒否した孝明天皇の弟になりすまし、身代わりとして母親の観行院と共に京から大奥へ。生まれつき左手が無く、弟ばかりを可愛がる母親からの愛に飢えている。身分を明かし早々と京に引き上げる予定だったが、境遇を知った家茂の思いやりのある計らいに徐々に心を許し距離を縮めてゆく。

　岸井さんは「母親に愛されたい、独り占めするために江戸にやってきた和宮の気丈夫な言動は強さの反面、時に可愛くてさみしげです。健気（けなげ）でいたいけな家茂に出会い、心を締め付けていたものが解かれ、本来の純朴な心を家茂にあずけていく姿をとても愛らしく思いました」と話す。

　また「心のつながりを信じ、精いっぱいの愛情で使命を果たそうとした和宮を、チームの皆様のお力を借りて色付けていきたいと思います」と語っている。

　「大奥」は、若い男性のみに感染する奇病「赤面疱瘡（あかづらほうそう）」の影響で、男性の人口が女性の4分の1に激減した江戸時代、将軍職は女性へと引き継がれ、大奥は「美男3000人」と称される男の世界に……というパラレルワールドが舞台の時代劇。

　シーズン2は今年秋にスタートする。