良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
のんさんが主演を務めた、2013年度前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あまちゃん」の第94回が、NHK・BSプレミアムで7月20日に再放送された。東京へ戻るアキ(のんさん)へ春子(小泉今日子さん)が渡した手紙の中に、若き日の“太巻”こと荒巻太一(古田新太さん)との関わりや鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子さん)との衝撃の事実が記されており、再放送ながら視聴者から「じぇじぇじぇ!」「震えた」と驚きの声が上がった。
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同回では、ユイ(橋本愛さん)と仲直りしたアキは東京へ戻ることにする。皆に送られて北鉄に乗ると、車内でお土産にともらった袋の中から分厚い封筒が落ちる。それは「アキへ」と書かれた春子からの手紙だった。
手紙には、昭和59(1984)年、アイドルを目指して上京した春子(有村架純さん)が原宿の喫茶店のウエートレスをしていたときに、駆け出しのスカウトマンだった太巻と出会ったと記されていた。
太巻はある日、喫茶店にやってくると、「1時間だけ春ちゃん借りるね」と春子の手を引いてタクシーに乗った。車内で太巻は「うちが社運をかけて売り出そうとしている清純派アイドル」と、鈴鹿ひろ美の資料を春子に渡し、「主演映画が正月に公開される」「今日、その映画の主題歌のレコーディングなんだけど……ちょっと問題があって」と運転手にカセットテープを渡してかけてもらう。ひろ美の歌声が流れると、音程が大幅にずれていた。
太巻は「もう時間もないし、とりあえず歌える女の子探してこいって上司に言われて、君のこと思い出したんだ」と春子にいうと、自身が歌っている「潮騒のメモリー」を聴いてすぐに覚えろという。
春子は「断れなかった。ううん、断る理由がなかったというべきかしら」と、「ママはその日、マイクの前に立ちました。鈴鹿ひろ美の影武者として」と手紙にはつづられていた。
SNSでは、「まさかまさかの展開でもうびっくりした思い出」「ゴーストシンガーとでもいうのかな? 影武者」「安部ちゃんの“落ち武者”ならぬ“影武者”ポジションは、今回の壮大な前振りだったのか」「春子さんの影武者の急展開っぷりは見事」「影武者(落ち武者)、ただのギャグかと思ったら、ドラマの中でぶっとい横軸になってるんだよな」いった驚きの声が続々と上がった。
また、太巻と春子が乗ったタクシーの運転手がのちに春子と結婚する正宗(森岡龍さん)だったことから、「その後の人生の糸を感じるシーン」といった声や、1985年のヒット曲としてセイントフォーやクラッシュギャルズが紹介され、「懐かしいー」と「セイントフォー」がトレンド入りするなど盛り上がった。
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