らんまん:やっぱり優しい人だった! 徳永教授、万太郎に惜別の歌 「こんな植物画……お前だけだ」

NHK連続テレビ小説「らんまん」第122回の一場面(C)NHK
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NHK連続テレビ小説「らんまん」第122回の一場面(C)NHK

 神木隆之介さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「らんまん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第122回が9月19日に放送され、万太郎(神木さん)が徳永教授(田中哲司さん)に辞表を提出するシーンが描かれた。

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 万太郎は、「熊野の神社の森のフローラが、伐採でこれだけ失われようとしています」と伝え、大学の身分もあり南方熊楠には会っていないことを告げた。

 万太郎は辞表を取り出し「あした以降『日本植物志図譜』とそして紀州熊野のフローラを各所に送り始めます。これは大学には関わりはありません。教授、私の勝手をお許しください」と頭を下げた。

 徳永は「本当にいいのか? 合祀(ごうし)令から目を背ければいい。植物学者として働きたいなら今は満州がある!」と引き留めようとするが、万太郎は「私は……もう決めました。私に声をかけていただき、ありがとうございました。このご恩は、一生忘れません」とこれまでの感謝を口にした。

 すると徳永は「雪がまだ消え残っている間に、さあ行きましょう」という意味で、大伴家持の和歌「この雪の 消(け)残る時に いざ行かな」と詠み始め、万太郎は「山橘(やまたちばな)の 実の照るも見む」と返した。

 そして徳永が「よく描けている。こんな植物画……お前だけだ」とたたえ、万太郎は深く頭を下げて、植物学教室を後にした。

 SNSでは「最後は万葉集を愛するあの徳永さんでよかった」「徳永教授、泣かせんといてよ」「きっと万ちゃんのことを心では応援してるんだろうな」「徳永教授は、やっぱり優しい人だった」といったコメントが並んだ。

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