良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
NHK大河ドラマ「どうする家康」(総合、日曜午後8時ほか)の第43回「関ヶ原の戦い」が、11月12日に放送された。副題通り“天下分け目”の関ヶ原の戦いが描かれた同回について、本多忠勝役の山田裕貴さんに話を聞いた。
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合戦前の東軍・西軍両陣営の“調略戦”も描かれたのが印象的だった今作。山田さんは「殿(徳川家康、松本潤さん)がたくさん書状を書いて、どれだけ味方陣営に引き込めたか。そこで戦が決まっていた」と振り返る。
「考えてみると、関ヶ原の地に徳川の主な武将は僕と、井伊直政(板垣李光人さん)しかいなかった。東軍の主戦力は、ほぼ豊臣恩顧の武将たちで、もし裏切られたら一巻の終わりでした。小早川秀秋(嘉島陸さん)に限らず、どの武将も勝つ方につくためにギリギリまで悩んでいて。“誰についていきたいのか”という話だったと思います」
合戦中、忠勝は家康のそばに控えているのも印象的だった。「前線にいるのかと思ったら、誰よりも家康の一番近くにいて」と、山田さんも意外だったと驚きを語る。いつものように戦っているのとは違い、たたずまいで気持ちを表現しなくてはいけない難しさを感じていたという。
「でも、どうして殿のそばにいたのだろうと考えると、裏切られたときのために殿を守るように布陣していたのかな、と。殿がどれだけ大事なのかという、忠勝の思いが出ていたのだと思いました」
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