浅野ゆう子:「大奥は…女の牢獄にございます」小芝風花主演・木曜劇場「大奥」で物語を支えるナレーションを担当 最初の連ドラでは瀧山役

木曜劇場「大奥」でナレーションを担当する浅野ゆう子さん
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木曜劇場「大奥」でナレーションを担当する浅野ゆう子さん

 俳優の小芝風花さん主演の木曜劇場「大奥」(フジテレビ系、木曜午後10時)が、1月18日にスタートした。初回75分スペシャルで、今作のナレーションを俳優の浅野ゆう子さんが担当することが明かされた。

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 浅野さんは、2003年に初めて同局の「火曜時代劇」枠で放送された「大奥」(2003年6~8月放送)に瀧山役で出演していた。以降も、深田恭子さんが主演した「大奥スペシャル~もうひとつの物語~」(2006年)や、沢尻エリカさん主演の「大奥 第一部~最凶の女~/第二部~悲劇の姉妹~」(2016年)、木村文乃さんが主演を務めた「大奥 最終章」(2019年)に登場するなど、長きにわたってシリーズで存在感を放ってきた。

 そんな浅野さんが、連続ドラマとしては19年ぶりの新シリーズで、視聴者を「大奥」の世界へ引き込む重要な役割を担うナレーションとして物語を支え、盛り上げていく。

 浅野さんは「大奥総取締・瀧山を演じさせていただき、はや20年……。時を経て、新しい大奥にも携わらせていただく機会をちょうだいしましたこと、とても光栄に存じます。大奥は……女の牢獄にございます……。牢獄の中で懸命に生きる女性たちの姿に、はらはらドキドキしながら、ナレーションを担当させていただいております。甘く切ない大奥の世界に、わたくしもご一緒させていただきます」とコメント。

 企画を担当したフジテレビ編成部の安永英樹さんは「『大奥』を語るとき、浅野ゆう子さんは絶対に欠かせません。今の『大奥』を語る、『大奥』の人間ドラマを見つめるナレーションは浅野さんしかいないと思い、お願いしました」と起用理由を語った。

 「大奥」は、同局で2003年6月に連続ドラマ「大奥」を放送して以来、3本の連続ドラマ、6本の単発ドラマを放送。2006年12月には映画が公開され、2007年には舞台も上演された。新シリーズは連続ドラマとしては19年ぶり。今シリーズは東映とタッグを組み、全編オール京都ロケを実施する。演出には、テレビ朝日系「科捜研の女」シリーズ、「相棒」シリーズ(同)で高い評価を受けている兼崎涼介監督を迎え、脚本は「好きな人がいること」(2016年、フジテレビ系)や「グッド・ドクター」(2018年、同)などで知られる大北はるかさんが担当する。

 小芝さんは、のちの第10代将軍・徳川家治と政略結婚させられる主人公・五十宮倫子(いそのみや・ともこ)を演じる。家治を演じる亀梨和也さんは時代劇初挑戦。そのほか、西野七瀬さん、森川葵さん、宮舘涼太さん、栗山千明さん、安田顕さんらが出演する。

 舞台は江戸時代中期。景気は悪化の一途をたどり、質素、倹約、勤労の日々を強いられていた人々は、国と自分たちを豊かにしてくれる将軍の登場を待ちわびる。そんな中、閑院宮直仁親王の娘、倫子はのちの第10代将軍・徳川家治と政略結婚させられ、京から江戸城本丸にある大奥へ渡る。そこには1000人近くにも及ぶ将軍に仕える女性たちがいた。たった一人の天下人の寵愛(ちょうあい)を受けるべく、今、女たちの熾烈(しれつ)な戦いを繰り広げる。その頃、江戸幕府を混乱に陥れようと、ある人物が陰謀を企てていた……と展開する。

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